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出会いの日時 [占星地図]

「福井県の若狭高浜町と大阪府の富田林市に
天体ラインが通ってないかみてください」

と尋ねられました。

<人生を変えた運命の彼>と初めて出会った場所が若狭高浜町、
過ごした場所が富田林市なのだそうです。

「いや、いくらなんでもそこまで詳細には出ないって・・・」と思って
出してみたら、思いきり通っていたのでビックリでした。
sachikomap2-1.jpg
このMAPはネイタルやプログレスではなく、
<彼>と出会った日時、場所で作成したものです。

出会いから15年が経過した現在でも
色褪せない気持ち。

彼女にとって<彼>との出会いとは
人生を、「彼と出会う前」と「彼と出会った後」で
はっきりと区切れるほどの
大きな意味を持つ出来事だったのだそうです。

しかし、なぜベスタなんだろう?
ベスタは義務、禁欲、処女性、奉仕などを意味する小惑星です。
私は、普段はベスタをチャートに表示しません。
あまり重要性を感じていなかったのです。

彼女の出生図です。
sachiko-4.jpg
ASC,ベスタ、土星、金星でタイトなGトリンで
チャートの中でベスタは強められています。
土星、金星は対人面、恋愛面では臆病で引っ込み思案な性質を
表すことが多いのですが、ベスタはこの性質をさらに複雑に屈折させます。
sachiko-5cps2.jpg
5重円にしてみました。内側から
1彼女のネイタル 2彼女のプログレス 3彼のネイタル 4彼のプログレス 5出会った日のトランシット です。

彼女は当時、プログレスの新月期。
この時期は今後30年間の道標となり得るような
大きな出会いが起きることが多いです。
P月はN天王星とトライン。
気分が刷新され、生活が変わる時期です。

相性としては
彼女のICに彼の金星が合。
これは夫婦や親子の相性によく見られるのですが、
魂のルーツ、源流が同じなので、親しみやすく
もとは一つだったという感覚、
相手を自分の半身のように感じます。

出会った日の月は彼女のMCと合、彼の金星とオポジションです。
また出会ったとき、彼のP金星、彼女のN金星はトライン。
お互いに、惹かれあっていたのでしょう。

けれど彼女の月、冥王星の合に対し、彼のN太陽がスクエア、
彼女の金星土星コンジャンクションー木星スクエアに
彼のN月が巻き込まれるなど、重い相性もあります。

二人は付き合うことはなかったそうです。

彼と彼女は激務の病院で勤務していた同僚という間柄だったとか。
同期が次々と辞めていくなか、彼がいたから働き続けられた。
心身ともにつらかったけれど、この経験のおかげで彼女は
その後、どこの病院へ行っても通用するスキルを身につけることが
出来たのだそうです。

思うに、彼は彼女にそこまで思われていたなんて、
多分、気付いてなかったのでは、と感じます。

金星、土星の愛情表現は控えめですし、なおかつ
ベスタが関わるとさらに伝わりにくくなってしまう。
積極的なアプローチはせず、心の中で崇高な想いにしてしまう。

よく仕事など義務やつらいことを一生懸命頑張ること、
それが家族(恋人)への愛情だ、という考えがありますよね。

直接的でないし、ストイックすぎて伝わらないことが多いです。
またそういうタイプは恋愛の機微や相手の心境の変化にも疎いものです。

結ばれなかったけれど
彼との出会いが、今後、彼女が進む道を指し示しています。
(P新月の度数にあるP太陽とTベスタがセクスタイル。
自我が使命を自覚し、明確になります)


ギレンの法則で、MCやASCが重要視されているのが疑問だったのですが
MAPを見るうちに、その理由がわかりかけた気がします。

チャンスの女神は今居る場所をすぐに通りすぎてしまうのです。

トランシットのMCやASCは重要、そこでネイタルで強調されている天体が来たら
何かが起きる、と考えて行動してみようと思います。
それがもしマレフィックだったら、じゅうぶん用心することも
必要です。


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