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妊娠・出産の時期について② 5ハウスの支配星 [妊娠・不妊]

ホロスコープのリーディングでハウスの支配星を見ることが大切です。
ハウス支配星がどこにあるかで、そのハウスのエネルギー源がわかります。
ハウス支配星とハウス在泊星との関係は、家主とテナント、あるいは主人と客の関係で
とらえると良いです。

前回の記事で紹介させて頂いた女性は妊娠をとても喜ばれていましたが、
5ハウスの支配星が12ハウスにあることを気にされていました。

マリオン・D・マーチ&ジョーン・マクエバー著の<アメリカ占星学教科書 第三巻>の
5ハウスの支配星が12ハウスにある場合の説明で、彼らの生徒の一人が
「施設に入っているダウン症の子供を持つ」というケースが取り上げられているからです。

私自身も5ハウスの支配星が8ハウスにあります。 
「チャートの他のファクターが支持するなら、成人前に子供を失うかもしれない」
という記述が、やはり気にかかりました。

障害を持つ子供を育てること、子供を失ってしまうこと、
このことは実際に誰かの身に起きていることです。
自分の身に起こらなければ関係ないということではないです。
しっかりと想像力を働かせ、受け入れてみてください。
そうすれば、いたずらに怖れたり心配したりはしない。
心配事は願い事。向き合うことで怖くなくなります。

マーチ&マクエバーも「チャートの他のファクターが支持するなら」と
断っているように、ホロスコープを注意深く読んでいくことが必要です。
5ハウスの支配星が12ハウスについても
他にも象意がたくさんあり、別の方向で現れることの方が多いのです。
5ハウス=子供 12ハウス=隔離 なので隔離された子供、という風に
ホロスコープを一部分のみをロジックに当てはめてしまうような読み方はNGです。

私は最初の子供を妊娠したとき、安定期に入る直前に
おたふく風邪にかかってしまいました。
P月が乙女座にイングレスした、まさにそのタイミングです。
それまで自分がおたふく風邪をやっていなかったことなど
すっかり忘れていました。
完治するのに一ヶ月近くかかりましたが、心配だったのは
おなかの赤ちゃんの状態。

4ヶ月目の検診のとき、おたふく風邪の影響が心配と
医師に打ち明けました。その医師は20歳前半ぐらいの
若い方でした。
エコーを見ながら、
「脳室が大きすぎます。背骨も曲がっていますね」
と事もなげに言いました。
私は驚いて、
「それは障害を持って生まれてくるということでしょうか?」と
聞き返しました。医師は、
「いえ、生まれてきてもすぐに死ぬでしょうね」。

私はショックでしたが、
子供を失うことについて真剣に考え、もしものときの覚悟をしました。また、
「この医師は若くて、未熟な人だ。それにエコーだけでそんなことがわかるわけない」
とも思いました。
そして次回からは別の医師に診察してもらうことにしました。
その医師は、
「エコーは影を見るようなものです。ときには違うように見えることもありますので、注意深く見ていきましょう」。
そう言いました。


占星術もエコーのようなものだと感じています。
私たちの側で星のメッセージを聞き間違えることは往々にしてあります。

夫は占星術を信じていません。
理由は、「いまどき天動説だから」。

チャートを<ぐるぐる>していると、こう言います。

「なんで太陽が回ってるの?おかしいやん!え?天動説?それいつの時代やねん。
知ってる?地球やで、回ってるの」

「間違ってるやん、占星術!」

・・・まあ、無視しています(笑)

占星術のパラダイムにどっぷり浸かっていると疑問に思わなくなるのですが、
夫の反応は<普通>です。

占星術の起源は古代バビロニアで、相当に長い歴史を持っています。
数千年以上の歴史を持っているからといって、権威がある、信頼できるとはいえません。しかし
プレトマイオスの昔とは宇宙観が180度違うからといって、間違っているともいえません。

黄道は見かけ上の太陽の通り道です。
実際の太陽は動かず、地球が回っています。
占星術がエコーのようだと思えるのは、人間を含む地表の出来事は
宇宙の影を映しているように見えるからです。

地球の公転周期は約1年。
太陽がホロスコープを一周するのも約1年
水星の公転周期は約87日。
水星がホロスコープを一周するのは約1年。
金星の公転周期は約224日。
金星がホロスコープを一周するのは約1年。

水星、金星は地上からは逆行して見え、水星は28度以上、金星は48度以上、
太陽からは離れることはありません。
ホロスコープ上で水星、金星を「太陽様ご一行」と呼ぶこともありますが、それは仮の姿で
本当は「地球様ご一行」なのです。

見かけの宇宙と本当の宇宙は全く違って見えるけれど、
表裏一体、同じもの。

最近、鑑定していても奇妙なシンクロニティを数多く体験している人が
一人や二人ではなく、不思議に思っています。

環境からのレスポンスが早いです。偶然かもしれないけれど、
タイミングが、まるで都合の良いドラマか何かのよう。
「渡りに舟」って状況、そんなに良くあること・・・だったかな。
「偶然、出会う」、なんて状況も。

「親の因果が子に報い」
「現世でのカルマを来世で償う」という言葉もありますが、
なんだかもっと、ずっとサイクルが早い気がします。

これからは、自分たちの罪はそう遠くない未来に
自分たち自身で償う時代なのでしょう。

タイムラグが短くなっているというか。

よくわからないけれど不思議です。

運命の仕組みが解き明かされて
占星術もそのうち必要なくなるかもしれませんね。














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コメント 5

frep

すずさん この記事読んではっとしました。

「このことは実際に誰かの身に起きていることです。
 自分の身に起こらなければ関係ないということではないです。」

心の中で、どうか自分の身に起こらないで欲しい、
自分とは無関係、と思おうとして、
かえってそのことばかり考えてしまっていました。

「心配事は願い事。」そのとおりですね。
夢にまで出てくるくらいでしたから。
しっかり想像して、受け入れる努力をしてみようと思います。

エコーの話も、とても心に沁みました。
大好きな占星術ですから、飲み込まれることなく、
しっかり付き合っていきたいです。

ありがとうございました。




by frep (2011-09-21 00:25) 

リマーナすず

☆frepさん、コメントありがとうございます!

夢に出てくるほど気に病まれていたのですか。
妊娠中はナーバスになるものですよ。
私も経験あります。
5ハウス→12ハウスのエネルギーを
frepさんは活用しています。
赤ちゃんは無事に生まれてきますよ。
この時代に生まれてくるのは、強い魂です。
frepさんはひとりじゃなく、赤ちゃんと一緒です。
もしかしたらfrepさんのお母さんも今のfrepさんと同じように
悩まれたかもしれません。
でも<案ずるより産むが易し>です。

占星術との距離感も大事です。
上手く活用していきたいですね
by リマーナすず (2011-09-21 16:13) 

frep

本当に夢にまで出てくるなんて、よほど気にしていたのでしょうね。

どうせ見るなら天国にいる母の夢でも見て、
私を身ごもっていたときの気持ちを聞いてみたいです。

「強い魂」である赤ちゃんと一緒ですもの。
一緒にがんばります!

すずさん、ありがとうございました。




by frep (2011-09-21 21:52) 

ままみ

すずさん、こんばんは!^^

自分にとって、まさにこの記事の意味のような、象徴的な出来事があったので、書かせて下さい。

私はいつものように、朝、学校に行く子供に、いってらっしゃいと玄関で見送りました。
ふと外を見ると、自転車はそのまま。乗って出かけるはずの子供もいない。
玄関の外でごそごそしているのかと思いきや、見当たらない。
おかしい・・・いつもは判で押したように自転車に乗るはずなのに。。。
そして嫌な胸騒ぎがしました。
これは、何かが現象を見せているのかも知れない。
しばらくして外で音がしたので、見ると子供が自転車に乗って出ていくところでした。
時間にすると大したこと無いのですが、子供が姿を消したような、切り取られた時間に不吉な予感がしました。

私も5室の天体が8室と3室の支配星です。
その日はトランシットで、5室の天体に、タイトに冥王星、天王星、太陽月水星と揃ってグランドクロスの日でした。
出来事ってこんな配置の時起きるんだよね・・・
私の5室天体は「列車に破壊された自動車」
現在のT冥王星、180度反対にあるサビアンですが、数日前、本当にアルゼンチンで、列車と車が衝突した事故が起こりました。
1週間程前、子供の幼馴染のおじいさんが、突然、強盗殺人の被害に遭ってしまいました。
身近なところでも、いつ何があるか分からない世の中。
私は、何事もありませんようにと祈ることしかできませんでしたが、その日は一日背筋が伸びていたように思います。

夕方、子供は普通に帰ってきましたが、私の気持ちの変化に驚きました。
普通に帰ってくることの嬉しさ。
普通に会話していることのありがたさ。
聞けば、その日に限って間違えて駅まで歩きそうになってしまったとの事。
私の話を聞いて、主人も子供も笑いましたが、これは天体配置が見せた一つの象徴的な出来事に思えて仕方ありませんでした。
自分に何か事件があるのとないのとは、この世の中、紙一重の違いだと思います。
メビウスの裏側へ行かなかったのは幸いとも言うべきですが、自分がいつそういった体験をするとも限らないのです。
単なる思い過ごしで杞憂だったとしても、私の心の中には、一瞬でも子供が消えた印象がよぎったのですから、その日のトランシット配置はやはり5室の天体に大きなエネルギーを注いだのだと思います。
単に想像、印象だけの出来事で、本当に幸いでしたけど。。。

長々済みませんでした^^;


by ままみ (2011-09-29 00:00) 

リマーナすず

☆ままみさん、コメントありがとうございます!

普段なら見過ごしてしまう些細な印象を、
キャッチできるか否かで未来が変わりますよね。
ままみさんは不意に空間が切り取られたように
お子さんが消えてしまった印象をキャッチして、
意識的に無事を祈られました。
そのことが小難を無難に導いたのだと感じます。
アルゼンチンでの列車事故。
一昨日も中国で地下鉄の事故がありましたが、
この山羊座5度付近のT冥王星が関係しているのかもしれません。
サビアンシンボルは象徴的ですが、ふいに現実とリンクしますね。
身近な方が強盗殺人の被害に遭うなんて
怖ろしいです。でも、そういう世界に私たちはいます。
他人事と思うのではなく、その方が災厄を肩代わりしてくれたから
自分は無事に一日を過ごすことができたというのが
本当のところではないかと思えるのです。
天体の影響は休みなく降り注いでいて、そのエネルギーが
膨大で緊張していても、
たくさんの否定的な未来、命の危険を具現化させずに
済んでいます。そのことが、まず有難いですね。
ままみさんが書いてくださったことで、
普通であると思っていることが、普通ではなく
奇跡を重ねているんだと感じました。

by リマーナすず (2011-09-29 15:40) 

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