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インターセックスの方のチャートについて [ネイタルアスペクト]

インターセックスの方のホロスコープを
リーディングさせて頂くご縁に恵まれました。

この方のチャートから浮かび上がってきたのは
キロンの痛みと、水瓶座の孤独についてです。

キロンには心の傷と癒し、医療、精神世界、倫理観というテーマが
与えられています。

キロンは占星術を司る星でもあります。
占星家にとって、もっとも必要な資質は
<その人の痛みを当人以上に鋭く感じ取られること>であると、
私自身は考えます。
そして、その能力はキロンが司どるものです。

今回、サンプルになってくださる方はSさん。64歳の方です。

Sさんは在日韓国人二世として、
同時にインターセックスとして生を受けました。

インターセックスのことは、私もSさんにお会いするまで
詳しくは知らなかったのですが、
性が未分化な状態で生まれてくるケースがあるのです。
生まれてすぐ整形手術が行われることもあります。

Sさんは男の子として育てられました。
幼い頃は、事実を受け入れないように生活されてきたとか。
しかし12、3歳のころから自分は他の人と違うと
意識せざるを得ないようになってきました。
周りの男の子が大人っぽく変化していくのに、
自分にはそれが全然ない。
ヒゲは、マッチ棒の燃えカスで描いていました。

周りが女の子と付き合うので真似事で自分も付き合ってみたけれど
全然何もしないので不思議がられたそうです。
初恋の相手は男の子でした。

身体検査、病院、トイレ、温泉、ファッション、グループ旅行、恋愛etc...
数え上げればキリがないくらいの不都合な人生。

人にとって当たり前のことが自分には当てはまらない。
ましてや性のことのなので隠さざるを得ない。
長年の間、精神的な拷問を受け続けたようなものです。

「一体自分は何者なのだろうか、いつも自問自答の心境にあります。
こんな私をサンプルとしてブログに取り上げていただけると嬉しいのですが。
同じ苦しみを持つ人の処方箋になればと思います」。
Sさんからこのようなお申し出を受けました。

「一体自分は何者なのだろうか」

誰もが一度は考えることでしょう。
ただこのナイーブな言葉を口にする方の年齢が64歳であり
さまざまな人生経験を積んでもなお
その思いが消えないということに
切実さ、哀しさを感じざるを得ませんでした。


ホロスコープからSさんが何者であるか、
どうしてこのような人生だったのかを紐解くこと、、
同じ苦しみを持つ人への処方箋が書けるのかわかりません。
ただ何かヒントが見つかればと思います。

Sさんの出生図
sa3.gif
AP=木星/冥王星=天王星
土星/海王星=冥王星
太陽/月=海王星
海王星/冥王星=水星/冥王星=土星
太陽/冥王星=木星
土星/天王星=太陽

厳しい現実感覚と社会的な成功。
同時にスピリチュアルな方向性も併せ持つといった
相反する二つの側面があります。
冥王星は先祖を司ります。
太陽/冥王星=木星は家系など集団のリーダーとして
先祖によって選ばれた存在であることも示しています。

キロンは金星とセプタイル、火星とキンタイル。
HN5で火星キロン0度、HN7で金星キロンが0度。

男性としても半端、女性としても半端といった
欠陥感を与える配置ですが、
同時に高い精神性も培われます。

「異性を求めるという気持ちが湧かない。
内面で男性としての自分、
女性としての自分が
入り乱れて存在している」感覚があるということです。

異性を求めること、また異性として求められることは
根源的な強い欲求で、芸術表現としても巷にあふれ返っています。
それなのに、自分には当てはまらない。
やはり壮絶に孤独で、
自分の存在価値を根底から揺さぶることだったでしょう。

水瓶座生まれ。
しばらくこのチャートを探索しているうちに
水瓶座10度付近に天体を持つ7人の方と話す機会に恵まれ、
理解を深めることが出来ました。
占星術に関して、こういった引き寄せは不思議と良く起きます。

ホロスコープの頂点に位置する山羊座は
組織の中で采配をふるうこと、
その「場」で自分の役割を担い、
立場を確立させていくことを目指します。

山羊座の次のサインである水瓶座は、山羊座的な世界観から降りており
ラベルを貼られることを嫌がります。

「自分はフラットである」
「自分の役割を決め付けてはいけない」
「自分の世界を自分で縛ってはいけない」
「あえて物事に意味を与えないこともOKである」

常にニュートラルでいることを求めます。

しかし、この感覚が行き過ぎると

「自分は何者でもない」
「自分はどこにもいない」
「自分はからっぽである」
「集団幻想の中で自分だけが覚醒している感覚」

社会の中ではときに安定感を失うことも。

インターセックスという
存在そのものが認知されていない性を持ち、
身の置き所がなく生きなければならなかったのは
水瓶座の3つの天体が冥王星とハードに関わったせいかもしれません。

ただ普通に存在すること=蟻地獄で立っていようとすること。

不毛で膨大なエネルギーを費やします。
そしてその苦しみを誰も見ていないし、気づかないし、知ろうともしないのです。

同時にこれはキロンのテーマと共振します。
たとえば結婚したら子どもを生むのが当たり前という価値観の中では
子を持たない自分は浮いているように感じられるでしょう。
根源的な欠落感に苛まれます。

8歳のとき
MS-1958.gif
SA月はn天王星と0度、SA火星はn海王星と0度。
SA太陽、SA MCはn冥王星と180度。tキロンと合
n月にはt土星が180度、nキロンと合、nMC、n金星、n木星にt天王星が180度。
n ASCにt冥王星が90度。

何らかの過度なストレスが引き金になったのか
ある日、山道で蛇が話しかけてきたといいます。
それからしばらくの間、
夜中、眠っているときに外をうろつくようになりました。
朝、起きてみると足の裏が汚れているけれど
何の記憶もなかったそうです。

n月-nキロンは180度。
おそらくホメオスタシスを司る天体は月なのでは、と推察します。
キロンが関わることで傷つき
人だけではなく、物、動物、虫、植物、鉱物などとも
同調が起きやすいのでは、と考えています。

同情ではなく、同調。

自分とかけ離れた存在の中にも自分の姿を観たり、
自分の一部のように感じる力です。

月-キロンとT字を組む土星が水星とミューチュアルレセプションであり、
水星-海王星とスクエア。
つらい現実を嘘や空想で乗り越えたはずで、
そのことが霊的な感受性を目覚めさせたのでしょうか。

水星-海王星のスクエアはイマジネーション豊かな人を作り
小説家、漫画家、詩人、コピーライターにも多い配置ですが
同時に学童期のいじめに関連しやすいです。

在日韓国人二世なので苛烈ないじめや差別があったそうです。
貧困家庭で育ったことも関係したかもしれません。

その後、Sさんは事業家として成功されましたが
2000年、自意識がなくなるほどの霊的なメッセージを受け取り
社会的な人生を全て犠牲にして、ご自身のルーツを辿り始めました。
MS-2000sr.gif
AP=SA太陽
海王星/冥王星=t海王星t木星tノード
太陽/月=t木星t土星tノード=SA火星
木星/冥王星=火星/土星=SA月
ASC/MC=SA天王星t木星t土星tノード
冥王星/MC=SA太陽。
ASC-DESにSAノード、SA火星。
SAキロンがMCへ到達。
T天王星がMCに0度。
12ハウスを運行するt土星が
出生図の水瓶座天体群に対して90度を形成。

2000年の頃、不動宮に天体を持つ人は大きな転換期に当たっていました。
特に水瓶座は天王星、海王星が在泊したので大変な時期でした。

Sさんの亡父は終戦前に日本の大学に医学を勉強しに来ていましたが、
在学中に終戦を迎ました。それまでの日本人としての権利が
全て無くなり、奨学金も打ち切られ、故郷からの送金も
途絶えたそうです。その後、朝鮮戦争が勃発して
故郷の家族と離れ離れになってしまった。
父親は不遇の人でした。

Sさんは全ての先祖と父方の縁者をまとめるのに12年の歳月を
費やしました。


Sさんは2000年、50歳の頃から霊的な次元を生きるようになりました。
あるとき、滝の夢を繰り返し見るように。
母親に問いただすと、幼い頃に
「この子はこのまま社会にいては育つことなく命をなくす」と言われ
とある霊山の滝の行場に祀られた不動尊に
「お不動様の子供」として授けられた経緯がありました。
今も、その滝の行場にお世話になっているそうです。

恒星のパランをチェックすると
アキュメンとファシーズがヘリアカラルライジングし、
傷つけられやすかったこと、ハードな精神修養に関連しやすいことを
意味し、ヘリアカラルセッティングではカストールがパランになっています。
カストールは蟹座20度の度数域にあり、少し離れた蟹座23度付近に
ポルックスがあります。カストールとポルックスは双子座の恒星です。
神秘学やオカルトを好むと言われ、カストールは旅行を愛します。
ポルックスは火星の働きを持つとされ、勇敢な性質を持つ反面、
暴力や事故にも関連すると考えられています。
松村先生は「トランシット占星術」でツインの発想、裏と表の二面性の活用
に関係があると述べられています。
ブレディによるとカスト-ルとポルックスの葛藤でもがいている状態は
多くの作家を育成するのだとか。
Sさんもこれからは自分自身の言葉で、同じ苦しみを持つ方への処方箋を
書くべきなのかもしれません。

「自分とは何者であるか」という思いは消えなくても、
「このように生まれた私の意味も深く受け止め、すべて意味のあることと思っている」。
今ではこの境地に到達されています。

「愛されること」(2h)
「賞賛されること」(5h)
「必要とされること」(8h)
「尊重されること」(11h)

自己価値の形成に関わるサクシーデントハウスの領域は
全て、人が自分に与えてくれるもの。
そして最初にそれを与えてくれる人は両親です。

しかし、もし本当の自分から離れすぎていたら
そのうちに苦しくなってくるでしょう。

偽りのない自分でいること、
そんな単純でささやかなことこそが
いちばんの幸せなのかもしれません。

「自分はからっぽ」
「自分はいないのと一緒」
そんな透明人間のような個性も
大切に思ってほしい。

Sさんのように社会制度に阻害されている人、
頑迷な古い価値観に苦しめられている人も
想像以上に存在するでしょう。

今の若い世代の人たちによって
少しずつ、今までとは違う尺度で
幸福や生き方を考える時代が訪れようとしています。
いろいろな価値観、さまざまな多様性の中で
生きる意味を選ぶ社会に
これから変化していくように思います。

世界のすみっこにいても、独特な活動や自分なりの能力で
世の中に参加していくことがどんどん可能になる。

だから、本来の光を放ちましょう。
「私は、ここにいる」と。































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RINA

すず先生こんにちは。

記事のS様のお気持ち、想像を絶する苦難の連続なのですね。お察しいたします。

常に、いつも、「自分とは何者なのか」というのを突き付けられている苦しみというのは、呼吸すると同じくらいの頻度で、くるしみが伴うということでしょうか。

しかし、ホロスコープを見ますと、5ハウスに火星で男性らしく、しかもドラゴンテイル合で、「火星をやりつくして飽きている」と見えますし、金星はMCにあり、冥王星とオポジションで、女性性の極限を体験されているようにも見えます。

普通の方より、男性性も、女性性もどちらも「濃そう」です。


わたしは、ネットで人とお話をするとき、相手の姿は見えません。

そして、常日頃から本質を見たいと思うため、権威や年齢を一切考慮に入れず、人を判断しようとしています。

ちょっと水瓶座っぽいでしょうか。

すると、私は実験してみたのですが、相手は姿が見えないにもかかわらず、相手が男性ならば、恋心を抱くのです。

しかし、シナストリーで「これは一目でフォーリンラブだよ」というチャートの女性あいてに恋するかどうか、実験してみたんです。

これが恋しないんです。面白いことに。

私は確信しました。

たとえば男性でありながら同性に恋をするのって、本当に魂がからだと違ってて「女性」なんだ!!

って理解したのです。それがその人の本質なんだ!


私ならば、ネットで姿が見えず「男性」として出合って、実際の体が女性でも、私はその当人は男性だと認識します。

本質を見るためには権威であるとか、年齢の上下であるとか、それこそ性別も関係がないとして付き合わないと面白くないです。

権威だけあって、ぜんぜん面白くない人もいます。

年齢がたとえ下でも尊敬すべき人がいます。

問題は「自分がどう感じるか」だけです。

ふりかえって特別な自分を分析する、楽しむ、どうなんだろうと、実験する。

特別な自分を他人と比べて楽しんでみることをぜひお勧めしたいです。とくに、姿が見えない、文章だけのなかでの自分とは、と考えると非常に面白いと思います。

文章だけ、っていうのは、体関係ないです。

霊の部分だけが、飛び交っているのです。その霊の部分だけを飛ばして、他人と相対することで相手が鏡となってくれて自分がわかります。

自分自身、いまだに「何者なんだろう」と模索していますし、知り合いの50代の人も「自分が何者か知りたくて」のフレーズを使っていました。年齢は関係がないです。

震災のような自然現象で、あっさりと虫が死ぬように人間も死んでいくんだ、と妙に自然の立場から卑小化して自分の存在を考え閉じこもったり、時には自分はこんな運命に導かれている重要な存在なのだ、と自我肥大の両極端を行ったり来たりしています。

11ハウスのドラゴンヘッドが、きっと私とSさまの共通するところでしょうか。11ハウスと水瓶座は対応していますよね。

1ハウスにドラゴンヘッドのある主人と長女は「おれがいて、世界がある」と思っています。

何かができるから、自信がつくとか、だれかが必要としているから自信が付くとか、そういう風ではなく、最初から自信があるようです。

娘なんか言葉をなかなか覚えないで心配してたら、「自分の言語を周りの人間が理解するように。人の指図は受けない」という思考回路だったようです。

ここら辺(ハウスのドラゴンヘッド)も分析が非常に面白いです。

占星術を分析していると、「ああ、私はその条件付け(何かができるとか)がないと自信がなくなってしまうけれども、世の中にはこんな人間もいて、それでいいんだな」と自分に他人の要素も持ち込むことができます。

どうか、Sさまも、同じ境遇の方も、お心を強く持って、頑張ってください。


by RINA (2013-04-02 09:27) 

ままみ

すずさん、こんにちは!

インターセックスで思い出されたのが、漫画家一条ゆかり先生の「さらばジャニス」です。
40年くらい昔の作品ですので、ご存じなかったら申し訳ないのですが、今思うと少女漫画にしては凄く深いテーマを取り扱っていた事が思い出され、驚きを新たにしました。
その頃の私はまだ子供で、主人公が持つ人生の枷をあまり重大に感じられなかったと思いますが、この年になって少しは想像力を働かせられるようになり、今読めば、主人公の苦しみ、痛みにもっと共感を持てていたかも知れません。

性とは命あるものの根源的な部分、存在する事にも等しいような価値だと思うのに、それが確立できず不安定であるという事は、どれだけ生き辛い事なのだろうと想像いたします。
チャートではサクシデントハウスに凶星が入っていますが、周囲や両親によって性を一方的に与えられる事が、Sさんを苦しめるような結果になってしまったなら、>「自分はからっぽ」「自分はいないのと一緒」<という感覚を持つのも少しも不思議な事ではないのですね。
空気を吸うように、男性として生きられる事、女性として生きられる事は、考えれば幸せな事なのですね。

また、3室水瓶座が強く、牡牛座、蠍座とT字アスペクトを組んでいる方は、一つの場所に捉まる事がまるで恐怖であるが如く、職業や住む場所を転々とされていました。
その方は一体自分が何者なのか、落ち着きどころを見つけられないまま、人生そのものがまるで放浪の旅でもあるかの様に感じていらっしゃるようでした。
Sさんも冥王星によって、極限的にどこにも帰依しない自分というものが強調されていると思います。

私のキロンはガブリエルと合の太陽とタイトに90度ですが、人の痛みには敏感過ぎて辛いと思う事がよくあります。
さらにこの年になると、これまで抑えてきたものが一層溢れるようになってきたためでしょうか、テレビを見ても、新聞を見ても涙腺が緩るまって・・・お恥ずかしい限りです;;
そういえば同じ生年月日の同級生も、凄く涙もろい子でした。。

>キロンが関わることで傷つき人だけではなく、物、動物、虫、植物、鉱物などとも同調が起きやすいのでは、と考えています。同情ではなく、同調。
自分とかけ離れた存在の中にも自分の姿を観たり、自分の一部のように感じる力です。<
「むいむいはともだち」などと言っている主人は、まさに書かれている事にあてはまります。
キロンは7室木星と合ですが、鉱物や植物など自然物が好き、虫や動物やぬいぐるみなど、もの言わぬ弱き存在に気持ちを傾けやすく、よく疑似化して遊びます(笑)
海王星、木星、月の水のグランドトリンを持つとともに、一方で土星と海王星の90度もあるので、自ら損な役回りに出る事も多々あるようですが、なったとしても気にしていないようです。
しかしスクエア、黙っているだけで実は負担が掛かっているのではないかと心配にはなります。
やはり、キロンがポイントで効いていると、痛みに敏感だったり、弱い者に対して同調するなど優しさとして働く事が大きいのですね。

>今の若い世代の人たちによって少しずつ、今までとは違う尺度で幸福や生き方を考える時代が訪れようとしています。いろいろな価値観、さまざまな多様性の中で生きる意味を選ぶ社会にこれから変化していくように思います。<
保守的な価値観を継承してきた日本でも、冥王星天秤座世代の人たちが成人した頃、年の差婚、同性愛など、ようやく容認されてきた感じですし、年齢、性別の常識に捉われないパートナーシップを普通に持ち始めているのも、この世代の方たちからの様に思います。

そして、魂が生まれ変わるような性に関する大きな変容を起こすのは、冥王星蠍座世代の方たちが担っているのかも知れません。
冥王星が水瓶座に移行すれば、選択肢はさらに広がり、今よりももっと個人個人が自由に生きられる時代がやってくるのかも知れないと思いました。

by ままみ (2013-04-02 16:40) 

リマーナすず

☆RINAさん、コメントありがとうございます!

>しかし、ホロスコープを見ますと、
>5ハウスに火星で男性らしく、
>しかもドラゴンテイル合で、
>「火星をやりつくして飽きている」と見えますし、
>金星はMCにあり、冥王星とオポジションで、
>女性性の極限を体験されているようにも見えます。

>普通の方より、男性性も、女性性もどちらも「濃そう」です。

そうですね。規格外のエネルギーを持っていると
社会、常識という「枠」のなかでは
バランスを崩しやすいと考えられます。

>私は実験してみたのですが、
>相手は姿が見えないにもかかわらず、
>相手が男性ならば、恋心を抱くのです。

>しかし、シナストリーで
>「これは一目でフォーリンラブだよ」というチャートの
>女性あいてに恋するかどうか、実験してみたんです。

>これが恋しないんです。面白いことに。

>私は確信しました。

>たとえば男性でありながら同性に恋をするのって、
>本当に魂がからだと違ってて「女性」なんだ!!

>って理解したのです。それがその人の本質なんだ!

私の力量不足で伝わらなくて申し訳ないですが
Sさんのように性自認が明確でない人が
少数ですが、存在します。
「男性」「女性」ということは、
その人の本質とは関係が無いということ
本人が希望しなければ
「男性」「女性」を無理やり選ばなくても良い
自由が社会にあっても良いのでは?ということも
今回、伝えたかったことです。

>本質を見るためには権威であるとか、
>年齢の上下であるとか、
>それこそ性別も関係がないとして付き合わないと面白くないです。

>権威だけあって、ぜんぜん面白くない人もいます。

>年齢がたとえ下でも尊敬すべき人がいます。

>問題は「自分がどう感じるか」だけです。

>ふりかえって特別な自分を分析する、
>楽しむ、どうなんだろうと、実験する。
>特別な自分を他人と比べて楽しんでみることをぜひお勧めしたいです。

私はRINAさんに、もし「自分がインターセックスだったら?」
「もし娘さんがインターセックスだったら?」と想像してみることを
お勧めしたいです。自分の痛みだと思って。
今回は自分なりに差別という重いテーマを扱ったつもりでした。
「自分と他人と比べて楽しんでみる」ということは
厳しい思います・・・が、出来ないことはないのかもしれませんね。

>自分自身、いまだに「何者なんだろう」と模索していますし、
>知り合いの50代の人も
>「自分が何者か知りたくて」のフレーズを使っていました。
>年齢は関係がないです。

私の力不足で上手く伝えることが出来ずに
申し訳なかったのですが、
Sさんの「一体自分は何者なのだろうか」は
<自分探し>の「自分は何者か知りたくて」とは
少しニュアンスが違います。
「一体なぜ自分のような生物が存在するのだろうか」という
慟哭の問いなのです。

>震災のような自然現象で、あっさりと虫が死ぬように
>人間も死んでいくんだ、と妙に自然の立場から卑小化して
>自分の存在を考え閉じこもったり、
>時には自分はこんな運命に導かれている重要な存在なのだ、と
>自我肥大の両極端を行ったり来たりしています。

神様から見れば虫も人の命も同じでしょう。
かけがえのないものは儚いものでもあります。
しかし人間にはその死を悲しみ、悼む人がいて、その人の中で
亡くなった人は生き続け、受け継がれていきます。
あっさりと虫が死ぬように見えたとしても
意味の無い生などこの世にひとつもありません。

>占星術を分析していると、
>「ああ、私はその条件付け(何かができるとか)がないと
>自信がなくなってしまうけれども、
>世の中にはこんな人間もいて、それでいいんだな」と
>自分に他人の要素も持ち込むことができます。

これは本当にその通りだと思います。
私は出生図に水瓶座にも11ハウスにも
天体を持ちませんが、
今回は水瓶座に天体を持つ方々にたくさん教えて頂き、
Sさんについて理解を深めることができました。
水瓶座の持つ、世界に対する醒めたまなざしを
少しだけ理解できたように感じています。


by リマーナすず (2013-04-03 08:45) 

リマーナすず

☆ままみさん、コメントありがとうございます!

>インターセックスで思い出されたのが、
>漫画家一条ゆかり先生の「さらばジャニス」です。
>40年くらい昔の作品ですので、
>ご存じなかったら申し訳ないのですが、
>今思うと少女漫画にしては凄く深いテーマを
>取り扱っていた事が思い出され、驚きを新たにしました。
>その頃の私はまだ子供で、主人公が持つ人生の枷を
>あまり重大に感じられなかったと思いますが、
>この年になって少しは想像力を働かせられるようになり、
>今読めば、主人公の苦しみ、痛みに
>もっと共感を持てていたかも知れません。

一条ゆかり先生は好きな作家なのですが
「さらばジャニス」は読んだことがありませんでした。
(「デザイナー」は子供の頃、大好きでした!)
もう絶版のようですね。残念です・・・

>性とは命あるものの根源的な部分、
>存在する事にも等しいような価値だと思うのに、
>それが確立できず不安定であるという事は、
>どれだけ生き辛い事なのだろうと想像いたします。
>チャートではサクシデントハウスに凶星が入っていますが、
>周囲や両親によって性を一方的に与えられる事が、
>Sさんを苦しめるような結果になってしまったなら、
>「自分はからっぽ」「自分はいないのと一緒」
>という感覚を持つのも少しも不思議な事ではないのですね。
>空気を吸うように、男性として生きられる事、
>女性として生きられる事は、考えれば幸せな事なのですね。

Sさんの苦悩をすくいとってくださってありがとうございます。
2000人に一人の確率で生まれるというインターセックス、
しょせん私は当事者ではなく、苦しみをわかっているとは
到底いえません。トイレや健康診断だけでなく保険に入れないなど
現実レベルで困ることがたくさんあるようです。
ただの想像ですが、もし私がインターセックスであれば、
仲間が欲しい、わかってくれる人が欲しいと思います。
たった一人で良いので。

>また、3室水瓶座が強く、
>牡牛座、蠍座とT字アスペクトを組んでいる方は、
>一つの場所に捉まる事がまるで恐怖であるが如く、
>職業や住む場所を転々とされていました。
>その方は一体自分が何者なのか、
>落ち着きどころを見つけられないまま、
>人生そのものがまるで放浪の旅でもあるかの様に
>感じていらっしゃるようでした。

そうなのですね。シェアしてくださってありがとうございます。
たしかに水瓶座が強いと、しがらみを嫌う
はぐれ雲のような性質が出るように思います。
思考は醒めている、しかし血の通った肉体は
温もりやつながりを求めている、あるいは求められる・・
それが不動宮クロスの苦しさです。

>Sさんも冥王星によって、極限的にどこにも帰依しない
>自分というものが強調されていると思います。

すごい!まさにSさんはそのようなオーラをまとっている方です。

>私のキロンはガブリエルと合の太陽とタイトに90度ですが、
>人の痛みには敏感過ぎて辛いと思う事がよくあります。

そうなのですね。でも占星家にとってはプラスになる配置です。
松村潔先生も太陽-キロンの90度を持っています。

>「むいむいはともだち」などと言っている主人は、
>まさに書かれている事にあてはまります。
>キロンは7室木星と合ですが、
>鉱物や植物など自然物が好き、
>虫や動物やぬいぐるみなど、
>もの言わぬ弱き存在に気持ちを傾けやすく、
>よく疑似化して遊びます(笑)

>海王星、木星、月の水のグランドトリンを持つとともに、
>一方で土星と海王星の90度もあるので、
>自ら損な役回りに出る事も多々あるようですが、
>なったとしても気にしていないようです。
>しかしスクエア、黙っているだけで
>実は負担が掛かっているのではないかと心配にはなります。
>やはり、キロンがポイントで効いていると、
>痛みに敏感だったり、弱い者に対して同調するなど
>優しさとして働く事が大きいのですね。

宝物のようなご主人ですね^^
ご主人がご主人らしくいられるのは、
ままみさんがご主人の資質を理解して
愛していらっしゃることが大きいと思います。
星の配置も人の良さが無限の広がりを見せるように
感じられます。

>保守的な価値観を継承してきた日本でも、
>冥王星天秤座世代の人たちが成人した頃、
>年の差婚、同性愛など、ようやく容認されてきた感じですし、
>年齢、性別の常識に捉われないパートナーシップを
>普通に持ち始めているのも、この世代の方たちからの様に思います。

本当にそうですね。人との出会い方もこれまでの世代とは
違うように感じます。いろんな人がいる、
さまざまなパートナーシップのスタイルがあることが
周知され始めたのはこの世代の方たちの存在が
大きいと思います。


>そして、魂が生まれ変わるような
>に関する大きな変容を起こすのは、
>冥王星蠍座世代の方たちが担っているのかも知れません。
>冥王星が水瓶座に移行すれば、
>選択肢はさらに広がり、
>今よりももっと個人個人が自由に
>生きられる時代がやってくるのかも知れないと思いました。

私も蠍座冥王星世代の集団や組織を
大きく変容させ、再生させる力に
期待を持っています。

冥王星が水瓶座にやってくる頃
どのような世の中になっているかわかりませんが
さまざまな個性の人がその人らしく暮らせる
平和な世の中であって欲しいと願っています。

by リマーナすず (2013-04-03 11:34) 

RINA

すずせんせい、おはようございます。

御返事ありがとうございます。

>少しニュアンスが違います。
「一体なぜ自分のような生物が存在するのだろうか」という
慟哭の問いなのです。


私も、まったく同じく「なんで私のような生物が存在するのだろう」と自分自身で思っています。

慟哭しています。

人が一人でいることの寂しさは、これでもわかっているつもりです。

普通の性の人も、体と心が違う性を持っている人も、それぞれが一緒に集団に属していて、満足している人がいます。

そして、そこの集団にはじかれる苦しみというのは、僭越ながらすず先生より私の方がよりわかっていると思います。

結局普通だろうがそうでなかろうが、マイノリティーだ、という苦しみは、ごく普通の人でも細分化すれば、私自身「なんでこんな生物なんだろうか」と思うのだと思います。

どんなシチュエイションでもそうです。

病気の人、ひどい事故に遭った人、それぞれがカテゴライズされようと、全く同じ気持ちの人はいません。

それを、誰も理解してくれないから人はみんな黙って暮らしているのです。

わたしはそれを伝えたくて、


>私は実験してみたのですが、
>相手は姿が見えないにもかかわらず、
>相手が男性ならば、恋心を抱くのです。

>しかし、シナストリーで
>「これは一目でフォーリンラブだよ」というチャートの
>女性あいてに恋するかどうか、実験してみたんです。

>これが恋しないんです。面白いことに。

>私は確信しました。

>たとえば男性でありながら同性に恋をするのって、
>本当に魂がからだと違ってて「女性」なんだ!!

>って理解したのです。それがその人の本質なんだ


と書きました。


「インターセックスだったらどうなんだろうと考えてください」とカテゴライズすること自体が私は逆に差別ではないか、と思うのです。(あくまで私個人的な考えです)

しかしSさまは、もちろん、「はじかれた」のではなく、初めから1人だったのですよね。

それは想像を絶する苦しみです。



私も一晩寝て考えたのですが、実存を揺さぶられる、というのがみずがめ座、および11ハウスなのだな、と理解が深まってきました。

中立であろうとするあまり、そしてもちろん、通常であればなんでこんなマイノリティーというものも、同じ仲間だろうとすること、そう考えようとすると、実存を揺さぶられるのです。

私の思考で言うと、虫も動物も人間も同じなのです。

では、動物を食べると、食べた私はどうなるのでしょう。

物凄い罪です。

その罪を背負うのです。

それを常におもって「私の食べた動物さんのために、恩返しのためにもっと世の中に自分はなにかを積み上げていかないと」というと、1ハウスドラゴンの主人にバカじゃないか、といわれます。

想えば、ほんのちょっとしたきっかけで死んでいく虫も、食物連鎖のなかで、綿密に組み込まれたなかに、必然として組み込まれている。

人一人ももちろん存在しているだけで、綿密な組織に組み込まれているのですね。

だからなにか激流に飲み込まれるということは、自分がその局面で、必要とされているからなのですね。

あるいは特別な存在、S様のように。

ままみ様が書かれているように、私もこれからの時代はもっと、若い世代の方によって変革されるのが楽しみですね。

私のいう「ネットで霊だけを飛ばす」というのも、魚座天王星時代のたまものでしたから。
by RINA (2013-04-03 11:43) 

nanami

こんにちは!
インターセックスっていう言葉も知らなかった私には、
とても貴重な記事でした。自分なりに調べてみたり想像したり、
何を書いても軽くなってしまうのですけど、
その人の痛みを想像しもし自分だったら?という視点はとても大切だと思いました。
とてもナイーブなお話を教えて下さってありがとうございました。



by nanami (2013-04-03 16:08) 

リマーナすず

☆RINAさん、コメントありがとうございます!

>病気の人、ひどい事故に遭った人、
>それぞれがカテゴライズされようと、
>全く同じ気持ちの人はいません。

>それを、誰も理解してくれないから人は
>みんな黙って暮らしているのです。

これは、その通りだと思います。
その人の気持ちを本当の意味でわかることは
不可能に近いです。
痛みや苦しみを想像するだけで
実際に体験したわけではないからです。

なので、
「おまえに何かわかる」と言われれば
話はそこでおしまいです。しかし
それでも相手を理解しよう、大切に思おうと努力することは
できるはずです。

>「インターセックスだったらどうなんだろうと
>考えてください」とカテゴライズすること自体が
>私は逆に差別ではないか、と思うのです。

こういった考え方もあるでしょうが
私自身はそう思いません。
差別に対してどう考え、
今後どのように行動するべきなのかを
考える機会が与えられるからです。

by リマーナすず (2013-04-06 08:15) 

リマーナすず

☆nanami さん、コメントありがとうございます!

>インターセックスっていう言葉も知らなかった私には、
>とても貴重な記事でした。

ありがとうございます。
私自身も、よく知らないことが多いまま
書いてしまい、上手く伝えられませんでしたが
誰もがその人らしく生きられるようになれば
良いなと思います。
by リマーナすず (2013-04-06 08:23) 

ナウン

すず先生こんばんは。

先日鑑定して頂いた、
アセンダント水瓶で天秤座に惑星集中し8ハウスin の者です。
その節はありがとうございました。
「まな板の上の鯉」というお言葉に、言い得て妙と思うと同時に、わたしは今生は何も出来ないのか・・と無力さもかんじました。


私はインターセックスの問題はかかえていませんが、しかし、
自分が何者であるか、ということがわからない感覚はずっとあり、
私は女ですが、中性的だなと思います。
(男性星座ばかりに星があるかかもしれません)


鑑定後、集団と個性について考えています。

自分が何者なのか、この、世俗的なことに共感できないことに自分の個性を感じつつ生きてきて、
しかしそのことに対峙しなくてはならなくなった時、
その、人と違うというエイリアンな自分・孤独に押しつぶされそうです。

そこはかとない得体のしれない様な物が、大口を開けてここにある、という感覚です。


一般的に水瓶は一人が好き、とよくいわれていますが、
わたしにはこれはとても大変です。
抵抗すると孤独がますばかりだとおもい、いまはその孤独を受け入れるようになりたいとおもっています。
それが自立ということなのか、等と思いはぐるぐる回ります。

エイリアンに安住の地はあるのかなぁ・・。


by ナウン (2013-04-06 23:00) 

リマーナすず

☆ナウンさん、コメントありがとうございます!

すっかりお返事が遅くなってごめんなさい!

>鑑定後、集団と個性について考えています。

>自分が何者なのか、この、世俗的なことに共感できないことに
>自分の個性を感じつつ生きてきて、
>しかしそのことに対峙しなくてはならなくなった時、
>その、人と違うというエイリアンな自分・孤独に押しつぶされそうです。

>そこはかとない得体のしれない様な物が、
>大口を開けてここにある、という感覚です

今、ASCにt土星がスクエア、p太陽と合という星回りの
最中ですから、社会との関わりについて真剣に考えるとき
が来ています。ずっと抱え込んできた孤独や疎外感、自己否定が
表面化しやすいときといえます。

>一般的に水瓶は一人が好き、とよくいわれていますが、
>わたしにはこれはとても大変です。
>抵抗すると孤独がますばかりだとおもい、
>いまはその孤独を受け入れるようになりたいとおもっています。
>それが自立ということなのか、等と思いはぐるぐる回ります。

>エイリアンに安住の地はあるのかなぁ・・。

t太陽が水瓶座を運行する1月後半~2月後半の冬の夜空は
ダイヤモンドを散りばめたようにとても美しいですが
黄道12宮の星座ではこの時期、牡牛座が輝いています。

この牡牛座から生きるヒントをもらいましょう。
牡牛座は「所有する」というテーマを持つサインです。
与えたり分かち合ったりするには
まず「所有する」という段階が必要です。
(そもそも自分の物でないものを与えることはできません)
親は子どもを愛するとき、たくさんのものを与えます。
ナウンさんが今、持っているものは他から与えられたもの、
つまり愛された証です。
最初から自分のものだったものなど何一つありません。
ナウンさんの体も、感性も、才能も、日々の食事にしても
着るものにしても、教育にしても。
エイリアンと呼ぶ自分自身はずっと与えられ、愛されてきました。
もう一度、そのことを思い出して改めて受け取ってみてください。
どんなときも一人では生きてこられませんでした。

水瓶座の人は確かに他人との距離感があり、
ときに孤独を味わうでしょう。
けれども平等、博愛の精神を持ち、大多数の中にあっても
そこに呑み込まれない独自の主張を持ちます。

それは他の多くの人たちとっても宝なのです。
「人と違うエイリアンな自分」を抱えて悩んでいる人は
他にもいます。
ナウンさんは誰よりもその人たちの気持ちがわかるはずです。
その人たちのためにも自分を好きでいてください。

いつか必ずナウンさんご自身が、誰かの安住の地になるでしょう。
by リマーナすず (2013-04-12 11:25) 

そみ

記事を書かれた日からずいぶん遅いコメントですみません。
最後のこちらの文で涙がにじみました。

>世界のすみっこにいても、独特な活動や自分なりの能力で
>世の中に参加していくことがどんどん可能になる。

>だから、本来の光を放ちましょう。
>「私は、ここにいる」と。

自分が世界のすみっこにいるように感じる時もあるけど、でも、自分よりはるかに孤独や環境の縛りから抜け出せない人を見かける時もまた、苦しくなります。どうにかしてあげたくてもどうにもできない。きっと本人の力で歩みだすしかないのだと。
「歩みだしなよ」と背中を押すのも私の独りよがりに思えるし、でも、その孤独の姿に思いを馳せるだけでも許されるでしょうか。
幸せにならなきゃいけないという風潮は、ときどき人を苦しくしますね。
それぞれが、それぞれの光を放てる機会が、誰の人生にも一度でもあるといいなと、リマーナさんの記事を見て心から思いました。

by そみ (2013-04-14 23:42) 

リマーナすず

☆そみさん、コメントありがとうございます!

お返事が遅くなってごめんなさい。

>自分が世界のすみっこにいるように感じる時もあるけど、
>でも、自分よりはるかに孤独や環境の縛りから
>抜け出せない人を見かける時もまた、苦しくなります。

>どうにかしてあげたくてもどうにもできない。
>きっと本人の力で歩みだすしかないのだと。
>「歩みだしなよ」と背中を押すのも私の独りよがりに思えるし、
>でも、その孤独の姿に思いを馳せるだけでも許されるでしょうか。

私も、それが正しい姿勢であると思います。
誰かの人生を代わりに生きてあげることはできません。
急かすこと、背中を押すことは、準備の出来てない人には
ありがた迷惑である場合もあります。
なので、その人にとってベストな流れになっていくことを
信じ続けようと、今はそんな風に考えています。

>幸せにならなきゃいけないという風潮は、ときどき人を苦しくしますね。

これは、本当にそうなんですよね。
幸せという概念を両親から、社会から与えられてきましたが
そこに価値を見出せないケースはたくさんあります。

>それぞれが、それぞれの光を放てる機会が、誰の人生にも一度でもある>といいなと、

命が尽きる日まで、ずっとその人らしく
輝き続けられますように、と願わずにいられません。
by リマーナすず (2013-04-17 18:34) 

M

すず先生、こんにちは。
かなりの過去記事にコメント失礼致します。
すず先生のブログは大変勉強になり、何度も繰り返し拝読させていただいております。(頭が悪くてすぐ忘れるので;笑)

それで今回コメントさせていただいたのは、どうしても疑問がとけなくて…。
この記事中での2000年の太陽回帰図(3重円)チャートの解説で
>海王星/冥王星=t海王星t木星tノード
太陽/月=t木星t土星tノード=SA火星
木星/冥王星=火星/土星=SA月
ASC/MC=SA天王星t木星t土星tノード

…とありますが、このあたりの解説(ハーフサムの部分)が私には腑に落ちなくて、
例えば
>太陽/月=t木星t土星tノード=SA火星
という表記は、ソーラーアークの火星及び、トランシットの木星、土星、ノードがそれぞれ、ネータルの太陽と月のミッドポイントに触れている…という意味だと思うのですが、
件のチャートを見るに、SA火星はわかるのですが、tの惑星が軸に触れているようには見えません;
というかt木星、t土星、tノードがハーフサム(HN8)で同じ度数になるとは思えないのですが…。
それとも上記の表記に対する私の認識が間違っているのでしょうか;

お忙しいなか申し訳ありませんが、御返事いただけると嬉しく思いますm(__)m

by M (2017-02-21 06:43) 

リマーナすず

☆Mさん、コメントありがとうございます。

>太陽/月=t木星t土星tノード=SA火星
>という表記は、ソーラーアークの火星及び、トランシットの木星、土星、ノード>がそれぞれ、ネータルの太陽と月のミッドポイントに触れている…という
>意味だと思うのですが、
>件のチャートを見るに、SA火星はわかるのですが、
>tの惑星が軸に触れているようには見えません;

2000年に大きな転機を迎えられたということで
太陽回帰のチャートを参考に載せています。
1年間の星の動きとして
2000年7月に太陽/月にt木星
2000年8月に太陽/月にt土星、
2000年10月に太陽/月にtノードが
それぞれコンタクトしています。

どうぞよろしくお願いいたします。



by リマーナすず (2017-02-21 08:08) 

M

すず先生、御返事ありがとうごさいます。

なるほど!納得しました。
そんな簡単なことに気づけないなんて、チャートを平面的にしか見れてない証拠ですね;
改めて自分の未熟さを確信しました(T_T)
でも挫けずにまたコツコツ勉強します。
これからもブログ拝読させていただきます♪

お忙しいなか御丁寧に御回答いただき、本当にありがとうございましたm(__)m

by M (2017-02-21 10:58) 

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