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不妊治療について [妊娠・不妊]

先日、鑑定させていただいたcobachiさんのブログです。

<病院での不妊治療やめることにしました>
http://yougayoga55.blog.so-net.ne.jp/2013-10-02

多くの女性が直面する不妊治療の現実です。


張り巡らされている糸が擦り切れてプツンと切れそう。
心のどこか、体のどこか奥深くが痛んで
声のない叫び声を上げているのが聞こえてきそう。
そんな人たちが
「もうこれ以上がんばらなくていい」と
誰かに言って欲しくて、占い師のもとを訪れます。

不妊治療に邁進しやすい星回りとしては
n月やn金星、ASCにt土星が関わっていることが
とても多いです。年齢的な制限、親や周囲からの影響、
計画出産などは、土星の象意の範疇です。

「子どもは授かりもの」という感覚が薄らぎ
「子どもはつくるもの」という認識が一般的になり
さらには高度生殖医療の急速な進歩によって
「子どもはつくるもの」から「つくれるもの」と考える時代になりました。

子どもは男女の性行為によってつくられます。
だからといって人間の思い通りにつくれるものではなく、、、
やはり神仏、先祖、宇宙、自然といった何か大いなるもの、
人智を超えたものから授けられるものであると、
日々そう思わずにはいられません。

星占いを書かせていただいている
「赤ちゃんが欲しい」という雑誌を母に見せたとき
母はこんなことを言いました。

「こういう本がいちばん酷なんよ。
(赤ちゃんが)出来へんときは
 何やったかて出来へんねんから。
どう頑張ったかて出来へんねんから」

母は結婚してすぐ子宮外妊娠をし、その後6~7年の間
子宝に恵まれませんでした。
いろいろ努力したのだけれど、授からなかった。
そんな母でしたが、引越ししてすぐ
姉を授かりました。環境の変化で授かる方は多いですね。

少しでも早く子どもが欲しい、という気持ちはわかります。
しかし、子どもの立場からすれば
この星のもとにしか生まれて来ようがないという瞬間があります。


子どもを授かりものだと思うとき、
自分自身もまた授かりものであると気づきます。
性格、体、才能、それぞれ何か授かった理由があります。
それはきちんとホロスコープに現れています。
人との出会いも、さまざまな体験も
この日時に生まれなければ存在しなかった。
自分自身を授かりものだと思えない場合、
ご自身が生まれた日の両親の星回りを見てみてください。
たくさん気づきがあるはずです。

姉が生まれたときの母の星回りです。

sa-yo-1.gif

 

 

「私が生まれたときが、人生でいちばん嬉しかったってお母さんが言っていた」
などと姉が自慢気にいうものだから、私と妹がなぬー!と憤慨し(笑)
NPTをチェックしたのでした。なるほど、その通りであると納得しました。

CPの満月期を迎えています。
tノードは金星の真上。
だいたいの日時ですが、受精の頃
ノードは月やMC付近にありました。
SA金星もn水星とnノードの合に到達しています。
姉が道を作ってくれたから
私も妹も生まれることが出来たのですね。

アングルの交換は親子や夫婦などでは
ありふれた配置です。
月-天王星の0度が遺伝しています。

人工授精、体外受精で授かる場合も
星回りとしては自然妊娠と変わらないようです。

妊娠・出産の時期を見る場合、太陽と月は重要です。
新月から満月に到るまでに14日かかります。
どうがんばったところで早まりはしません。
CPの月はゆっくり着々と動きます。その進みは
どれだけ焦っていたとしてもスキップできないステップなのです。
なので基本的に妊娠・出産は人の意思では、
コントロールできない分野に属しているといえます。
一粒の種がいつの日か実を結ぶように
大いなる流れに自分をまかせ、ゆだねていれば
やがて変化は訪れます。
「日にちぐすり」という言葉も月に関係します。
一日一日を積み重ねることが薬だという考え方です。
不妊治療では一刻も早く結果を出す、一日歳をとれば
妊娠率が下がる、焦らず急げという考え方が一般的です。
しかし、ゆっくりと自分の体が癒えていく、元気になっていく。
そういう感覚を私たちは取り戻さなければならないのでは
ないでしょうか。

体の「から」は「からっぽ」から来ているのだそうです。
つらいことも悲しいことも、愛や子どもでさえも
留まるのはいっときのことで、いつかは何もかもが
通り過ぎていくでしょう。
溜め込まず「からっぽ」でいること、なんでも流してしまうことが
気持ちよく生きる秘訣なのかもしれませんね。

cobachiさんはヨガの先生だけあって
身体感覚の表現が秀逸です。
肉体的な痛みや冷えは心の痛みや冷えにもなる。
心の痛みが体の痛みになることもあるでしょう。
痛みが相関的なものであることを
cobachiさんは教えてくれます。
背中をさすってくれるご主人の存在、ほんの少し痛みがやわらぎます。
医師に対する不信感は痛みを倍増させます。

痛みはつらい、痛みは怖い、痛みはないに越したことはありません。
しかし痛みを感じない無痛人間とも呼べる人が存在するとしたら、
ちょっと恐ろしいです。きっと人の痛みが想像できない人でしょうから。
cobachiさんは痛みを知ることによって
他人との間に人間的な関係を築いていく人なのでしょう。
痛み、苦しみを知っており、
相手の痛みに優しく触れることができる人は
大きいです。

・・・今日は一緒に講座をしてくださっている
甲子園のポロンさんの手術日でした。
手術して、初めての夜を迎えられています。

痛いに決まっているでしょうし、
不安でしょうし、
どう過ごされているかな。
などと、ちょっと泣きたいような
気持ちになっています。

誰かをどのぐらい大切に思っているかなんて
普段は気づかないものですよね。
ポロンさんのご家族は痛いほどに
心配されていると思います。

・・・話がそれてしまいました。
大切なことは、自分の痛みを他人事のように突き放さないこと
だと思います。

子どもを授かりやすい時期を星は教えてくれます。
もちろん、その時期に授からない可能性もあります。
全ての可能性を受け入れて、赤ちゃんを呼びましょう。

 


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悦子

こんにちわ!おひさしぶりです。私は、去年の3月から主人の転勤で大阪に住んでいます。橋本航征先生の教室に月に2回通っています。
私も不妊症でしたので不妊治療の経験はあります。しかし、私自身子供好きでないので受け止め方が全く違います。私の場合、主人が田舎の長男で主人の親が孫を欲しがり、だから病院に渋々通っていました。それで子宮内膜症のため、自然妊娠は無理と云われた時に、ほっとしてやめました。50歳になった今は私みたい人間にはこれでいいのよ。自由を求めるし、煩い子供見たらイライラして注意します。女性がすべて子供を欲しがるのか疑問です。こんな人間もいるんです。不妊は悲劇ではない!
1962年12月16日午前7時50分鳥取県米子市生まれの主婦です。
by 悦子 (2013-10-11 07:37) 

さくら

心に染み入るブログでした。先月ステップアップをして、たくさん期待していたのに陰性。もう妊娠できないかもしれない・・・と絶望的な気分になっていました。
努力ではどうにもならないことも沢山あるとは分かっていても、子供が欲しいという気持ちを抑えることは出来ないようです。
この辛さもママになるための試練なのかと思って、乗り越えなくてはいけない!と思い始めました。

by さくら (2013-10-11 20:53) 

リマーナすず

☆悦子さん、コメントありがとうございます!

お久しぶりです。
子どもが嫌いな方が周囲からの求めで
嫌々ながら不妊治療をしなければ
ならないとしたら、その方にとっても
生まれてくる子にとっても不幸ですよね。

>50歳になった今は私みたい人間にはこれでいいのよ。
>自由を求めるし、煩い子供見たらイライラして注意します。
>女性がすべて子供を欲しがるのか疑問です。
>こんな人間もいるんです

悦子さんのような方は決して少なくはないですよ。
昔よりも格段に増えたという認識を持っています。
というより元来こういう方は多くいらっしゃるはずですが
なかなか自己主張しづらかったのでしょう。

この記事は、
できることならわが子を抱きたいと
切実に思っている方に対して書いています。
by リマーナすず (2013-10-13 12:15) 

リマーナすず

☆さくらさん、コメントありがとうございます!

太陽が活動サインの9度、アングルや天体に
不動サインが多いさくらさんは、たしかに
今は厳し目の時期です。

でもプログレッションに目を向ければ
SA月はn木星に到達し、n冥王星と120度、
5h支配星・海王星と60度を形成しますし、
他にもいろいろと授かる兆しのものが見えます。

赤ちゃんが欲しいと思う気持ちを抑えることが
できないというのは、きっと
赤ちゃんの方でも生まれたがっていて、もうすぐだよと
テレパシーを送ってきているのではないかしら。
もちろん、生まれることができないという結果に終わるとしても
生まれようとするチャレンジを、赤ちゃんの方でも
しているのだと思います。
まだ見ぬわが子ですが、お互いにタイミングをとっているのですよ。

生まれてきて欲しい、生まれてきてくれてありがとう、
という気持ちはわが子への最初のプレゼントです。

まだまだ出産は遅くはないですし、
赤ちゃんのためにも母である
自分自身をいたわってくださいね。
よい星回りはこれからもめぐってきますし
追い詰められなくても大丈夫ですよ。

by リマーナすず (2013-10-13 12:37) 

美菜

この記事、とても感動します。 私は、一人っ子です。
私自身は、父と母が結婚して何ヶ月目かにすぐ授かったみたいなのですが、第二子がなかなか出来ず、両親は不妊治療に通ったそうです。

母は、月‐土星:135度(オーブ1度) 金星‐土星:180度(オーブ3度)です。
昔は、私も周りの兄弟姉妹を見て私も兄弟姉妹が欲しかったと思った時期がありましたし、学校で「これだから一人っ子は・・・」と言う言葉を言われるのが嫌で、なんで「私には兄弟姉妹がいないの?」と聴いたこともありましたが、
父と母が 「兄弟を作ってあげられなくてごめんね」と言った瞬間に、「二度と言うまい。言わないだけじゃなく、もう二度と思うまい」と思いました。
今は、父と母の「唯一」の子どもであることを逆に喜んでいます^^

そして今度は占星術を学んでみたら、私はネイタルヘッド‐冥王星が165度であることが判明し、「あぁ…きっと私は生まれてくる前に、”一人っ子”として生まれてきて生きていくことを、自分で選んだのだな。そして父と母にそれに協力してもらったのだな。」と感じました。 もっと子供が欲しかっただろうに、私が一人で生まれたかったために、逆に申し訳ないと思ったほどです。

私は前日まで普通だったのに、突然お腹の中で暴れて、へその緒を首に巻き付け、もう少しで窒息死しそうになったため、緊急の帝王切開で生まれています。
そのことが余計に「自分の生まれ日・生まれ時間・自分の星回り・運命を、自分で選んできた」と感じさせるからかもしれません。

兄弟姉妹がいる人は、兄弟姉妹がいる自分を誇りに想い、
一人っ子の人は、一人っ子であることを誇りに想う、
そしてお互いがお互いの立場を尊重しあう
そうやって、誰かと比較することなく今の自分が与えられたものを大事に大切に思って生きていくことを選択できると、きっと自分の心がいつも穏やかでいられるのだと思います。 内なる平和^^

母の生まれ時間がわからないため、アングルの交換は調べられなかったのですが、私が生まれた日時の母のNPTを見てみました。
・ tヘッド‐p太陽:合 <オーブ1.7度>
・ p月・木星(nでオーブ0.1のタイトな合)‐nテイル・天王星合(nでオーブ0.3のタイトな合): 合<オーブ2度くらい>
・ pテイル・天王星合(nでオーブ0.3のタイトな合)‐n冥王星:合<オーブ3度>です。
・ t Av‐pヘッド:合<オーブ0.3度> (感受点動詞だから関係ないのかな?)

私は占星術を学ぶ前に、所謂スピリチュアルにドップリ浸かっているし学んできた人間だったので、前世とか生まれてくる前の約束とかそういうのを結構当たり前に思っていたのですが、占星術を学んでみて、ますますその確信が深まりました。両親のシナストリーでのタイトな合やオポがゴロゴロあって、夫婦のご縁ってすごいなぁと思います。
占星術を学ぶと世の中の見方がまた違って見えます。
本当に面白いです。

すずさんの記事は本当に面白いです。
また記事楽しみにしています(*^^*)
by 美菜 (2013-10-15 16:08) 

リマーナすず

☆美菜さん、コメントありがとうございます!

お返事が遅くなってごめんなさい。
美菜さん誕生時のお母様のディレクションを
シェアしてくださってありがとうございます。
ちなみにP天体の進行法ですが一日一年法でしょうか。

一人っ子の人は両親や友だちえお大切にする人が多いですよね。

>そして今度は占星術を学んでみたら、
>私はネイタルヘッド‐冥王星が165度であることが判明し、
>「あぁ…きっと私は生まれてくる前に、
>”一人っ子”として生まれてきて生きていくことを、
>自分で選んだのだな。
>そして父と母にそれに協力してもらったのだな。」と感じました。
> もっと子供が欲しかっただろうに、
>私が一人で生まれたかったために、
>逆に申し訳ないと思ったほどです。

ノード-冥王星のクインデチレは
母親の存在が重くのしかかる配置ですが
母の愛を一身で受け止めるために
あえて一人っ子として生まれることを選んだのだ、と
そう解釈できる感性というものに
目が醒める思いがしました。

夫婦の縁も親子の縁もホロスコープには顕著に現れますし
意味のない出会いなど何一つないということに
思い至ります。
by リマーナすず (2013-10-19 15:34) 

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