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ドラコニックチャートとHN9の違いについて② [ハーモニクス]

前回、取り上げたHN9の考察は
故Hamblin先生のものです。

今日は松村先生の考察について
取り上げたいと思います。

「ハーモニック9は、正確には
 生まれ変わりを語らず、と
 いうのも、そもそも生まれ変わり
 という場合には、かつて殿様だった
 とか、神官だったとか、具体的な
 個体性の自我の連続ということを
 想定している人が多いはずですが、
 ハーモニック9は、個体存在の枠を
 こえて、連続する霊的な絆、母体と
 つながるへその緒と考えるから
 です。 それは具体性を帯びることは
 ありません。具体性を帯びると、
 すぐさま、そのへその緒は見えなく
 なります。第10ハウスの手前、
 拡大する木星、上昇する火の元素。
 これらはみな、曖昧な、形に
 閉じ込められることのない蒸発
 しやすい成分を示し、魂の共鳴作用
 を持っていると考えると良いでしょう。
 コクランはハーモニック9を、結婚と
 家族と限定して解釈しているらしい
 のですが、ハーモニック9を結婚の
 相性に活用するとなると、それは
 結婚相手に、霊的といえるような
 因縁があるかどうかを考慮する
 ということになります。
 家族とのかかわりは、へその緒と
 いう意味でもあります」

 ──松村潔著<倍音の占星術、
 ハーモニックアストロロジー>より引用。

 
松村先生のHN9の解釈には、ノード、
またはドラゴンヘッド・テイルと
いう言葉こそ使われていませんが、
ノードと関連づけられています。

HN9はノヴァイル(40度)が合になる
ハーモニックナンバーです。
ノヴァイルには喜び、純粋、解放
といった意味がありまが
「卵を孵す」というノード的な連続性を
表す象意も与えられています。

啐啄同機(ヒナが卵の殻を破ろうとする
同じタイミングで親鳥も外からその殻を
破ろうとする)という言葉も
HN9、あるいはノヴァイル
の意味に近いように感じます。

ハーモニックはトロピカルゾディアックの
度数に任意の数をかけて、特有の意味を
クローズアップさせる手法です。
出生図より自由度や開放感が増し、
宙に浮いているような星の配置を
いかに開花させるかが
焦点になります。

ドラコニック占星術はノースノードを
春分点に据えた架空のゾディアックです。

PAM CRANEはエドガー・ケイシーの
占星術に関するリーディングに
インスパイアされ、
「ドラコニックゾディアックは
 アカシックレコードである」と
提唱しています。

ドラコニックチャートに
トロピカルチャートを重ねると
豊かなイメージが広がりますが
サイデリアルのdwadasamsaと
重ねて使用するなど、
流派を軽々と超えてしまう
多次元的な手法です。

HN9はアスペクトパターン、
ドラコニックチャートは
サインの変化に注目します。

まったく別のシステムですが
関連したテーマなので
検証していきたいと思います。

hn-2.jpg

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