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リリスとノードの相性について② [シナストリー]

リリスが関わる相性は、抗えないほどに惹かれあいながら、
全体的に予後が悪いのが特徴です。
深い思慕を隠し持ちながらも、お互いに尊敬と信頼を失わず
純粋さを保っている稀有な人たちもいるのですが
泥沼のような状況に陥ったり、
お互いに貶めあう関係へ変貌を遂げることも
残念ながら多いのです。

リリスは月の遠地点であり、ノードと同じく受精・受胎に
関係します。子どもが授かりやすいポイントです。
しかし多くは望まれない命で、流産させられます。

「夫と別れるつもりはないけれど、彼の子どもがほしい」
といった悩みも、実は意外と多くの女性が抱えています。
理性では完全に否定しているのに思いきれないで
苦しんでいます。まったく悩んでない人もいて、
不倫相手の子どもを夫の子として出産している人もいます。

占星術の神様は悪趣味だな、と思ったのは、
彼の子どもを身ごもって夫の子として産む予定の人や
夫以外の男性と付き合っている人、その人との子どもを望んでいる人の
ご相談が相次いだとき、読書好きの義母が送ってくれる
書籍の中にモーリス・ルヴェルの短編集「夜鳥」が混じっていたこと。
「寝取られ夫」をモチーフにした悲惨な話が多く、心をメスで刺されるような
痛みを感じました。夫をごまかし続けられると思っている女性は多く、
秘密を抱え込んでいるのが苦しい人は夫に洗いざらいぶちまけて
しまう人もなかにはいます。夫の苦しみは想像を絶します。
ルヴェルの言葉を借りれば、リリス的な女性は
<姦夫の子を亭主の食卓に座らせる>女。
そういった意味でリリスはとくに男性にとって危険なポイントになります。

夫とは別れられないが、彼とは運命、宿命、星の巡りあわせだから、抗えない。
でも実は夫と不倫相手の彼との相性の方が強烈だったりします。
生まれてくる子どもは夫の家系に入るのですから当然といえば当然です。
女性は単なる媒体なのかもしれません。

リリスの部分を否定せず複数愛に突き進んだ人も
息子の嫁にリリスの匂いを嗅いだら、とても嫌がります。
そのとき、その人の意識はノードなのです。

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