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リリスとノードの相性について④ [シナストリー]

ここ数日、リリスについて低俗な性の話に終始した
つまらない内容を書いてしまった、と思います。
リリスの悪魔的な部分にだけスポットライトを当てたわけですが、
もっと別な崇高な表れ方もあるのではないかと思えるのです。
こんな記事でも参考にされる方がいるかもしれないので
消さずにおこうと思いますが、いずれ書き直しができたら、と思います。

ジョージ・マクドナルドの幻想小説<リリス>を翻訳した
荒俣宏氏によるとリリスはアダムの最初の妻とされる女性で、
もともとは天使でした。
愛する夫をイブという女に奪われたことで天界を呪い、
邪悪な力と結びついて魔女になります。
地上へ降りてはアダムとイブの子孫というだけで
何の罪もない人間の赤んぼうをいじめたり、さらったりします。
そのため幼子を持つヘブライの母親たちは愛するわが子を寝かせつけながら
ララバイ、と口ずさむように。
子守歌を意味するララバイという言葉は
「リリスよ去れ!」を意味する母親たちの呪文から出来上がったそうです。


リリスこそはイブ以前の女性性の原点、本質。
月のバリエーションのひとつであり、
全ての女性は生まれながらに魔性を持ちます。
全否定するのではなく、再認識することが
大切なのではと感じます。
その魔性、魔女の力を愛欲以外のテーマでも
発揮できないものかと思いめぐらせています。

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