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蠍座木星について [トランジット]

今朝は女子高生の謝罪動画で目が覚めました。
「いったい何を見ているの?」と高1の長女に聞くと
<えまのり>という二人組で活動している女子高生youtuberで、
相方をSNSで誹謗中傷したことが拡散・炎上し、
コンビを解消するのだそうです。
批判されている方の子が月蝕の太陽回帰でした。

現在(2018年10月)、トランシットの木星が
蠍座の最後に差しかかっています。
ときに魔女狩りのような状況を引き寄せ、
処罰感情が刺激される
度数域なのではと感じます。

閉塞感が強くて外の空気を吸いたい、
馴染みの人たちとノリが合わなくなってきた、
グループ活動についていけなくなってきた、
深く関わった相手と縁を切りたいという話を
耳にする機会も増えました。

水のサインである蠍座では結束力や連帯感が強まります。
しかし最終度数に近づくにつれ、運命共同体の相手に対しても
「この人と一緒にいることは自分にとってメリットがあるのか」と
いち個人としての自分を振り返ります。
運行速度の遅い天体が蠍座から次の火のサインである射手座に
抜けるときには、これまで溜め込んでいた感情(水)の澱みが
吹き出てきます。
蠍座は同調の圧力が強いサインです。
言いたいことがあっても言いづらい状況が生まれ、
だんだん渦巻く感情に圧迫されることに。
まず心のうちを吐き出す、または吐き出してもらうことが必要になります。

ほぼ同じタイミングでtノードの軸が蟹座-山羊座へ去ります。
ノードは自分のみならず周囲を巻き込む、
または巻き込まれるといった出方をするので
「あなたがそうするなら、私もそうする」というような
連鎖反応も起きやすくなるでしょう。

2014年末のトランシット土星の射手座イングレスの頃と
少し雰囲気が似ているので当時が思い出されます。
2013年は土星とともにドラゴンヘッドも蠍座にあり
失敗プロジェクトの戦犯にされたり、尻ぬぐいをしたり
努力を顧みられずに不遇な状況に耐えるというエピソードが多く、
土星が射手座に抜ける頃には関係性に見切りをつけて
立ち去る人の姿が印象的でした。

当時と比べるとまだ今の方が木星だけに未来への希望がある印象です。
蠍座の最後度数に天体を持っていたり、
感度の高いポイントがある人は
とくに影響を感じやすいでしょう。
この時期、今の場所を立ち去ることを決めている人は
アウェーに身を置いてみましょう。
ぜひ新しい分野や人々と交流してみてください。
立ち去られる側の人も執着することなく
もう一度、自分自身の方向性を定めて
心機一転、状況を立て直していきましょう。


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