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出生の月と進行の月が重なる時期について [ディレクション]

P月がN月に重なる約27.5年に一度の
月回帰の時期について書きたいと思います。

P月がホロスコープを一周して元の場所に帰ってくるまでに
約27.5年かかります。
誰でも27歳と55歳になる年にN月とP月が合になる星回りを
迎えます。

p月-N月0度-1.gif
ロバート・ハンドは月回帰を<yin time>と定義し、女性の
月経期間になぞらえています。
N月とP月の合を約27.5年に一度の月経ととらえるなら
重要なデトックス期間といえるのではないでしょうか。

非常に個人差が出る時期になりますが、
いくつか特徴をあげていきたいと思います。

①N月のコンディションが浮上し、古いパターンに光が当たります。
 良くも悪くも無意識の癖が出やすい。

②感情が揺れやすいとき。
 我を失って失敗しないよう注意すること。

③普段以上に安心感を必要とする時期。なじんでいる場所や物事が大切。

④周囲の人と向き合うとき。相手の本音を引き出しやすい。

⑤白紙の状態に戻る。初期化の時期。あまり考えすぎず自然な流れに
 まかせる。目指すものが見つからないうちは
 淡々とマニュアルやルーティンに沿って進むのも良い。

⑥頭を空っぽにして気ままな猫のように過ごす。自然体のリズムに戻すこと。

⑦自分らしさが出てくる。その人自身が気づかなかった本質の部分が目覚めるので
 あらためて本質を生かすこと、生かせる場を見つけるための準備期間。

⑧心身をめぐるエネルギーを澱ませない。さまざまな不調は無理に止めずに
 出してしまった方が良い。代謝が悪くなると生活に必要な変化が起こせない。
 本心にもとづいて行動する。

⑨N月とP月の合の前後6ヶ月ほどの間の出来事に注目する。
 今後27.5年を象徴するような出会いやイベントが起きやすい。

⑩意味もわからず魅力を感じたり、引き付けられる何かと出会いやすい。

27歳と55歳はトランシットでも同期を取ります。
27歳のときは、出生の海王星にトランシットの海王星がセクスタイル、
55歳のときは、出生の海王星にトランシットの海王星がトラインを形成します。

27歳のときは新しい夢や理想が芽生えます。
55歳のときにはこれまでの人生では感知しなかった
スピリチュアルな気づきが得られます。
数年後に迎える土星回帰に向けてのイメージが膨らんでいく時期に当たります。

トランシットはもちろんのこと、
この時期のP月相(P太陽とのアスペクト)や他のP天体とのアスペクト、
年齢ハーモニクスとの関わりなども判断材料になります。

生理痛に重い、軽いがあるように
ある人にとっては楽しく、またある人にとっては苦しい時期となりますが
人生のターニングポイントとなる星回りのひとつです。
センシティブになり、少しの親切、あるいは少しの意地悪であっても
心に残ります。

無邪気に過ごせると良いのかなと思います。
そのうちに新たな希望が湧き出してくるでしょう。
フレッシュな展開に心を開いてください。

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