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ネイタル冥王星とトランシット海王星180度の時期について [トランジット]

ネイタル冥王星とトランシット海王星180度の時期について

2021年現在、1966-1969年生まれの人たちの星回りです。
1966-1968年は天王星冥王星合世代なので、
天王星も解釈に入れなければならないのですが
今日は冥王星-海王星180度について。

年代によって違いますが、
大体50代半ば~60代前半で訪れる星回りです。
私は52-53歳で迎えますが、
両親は61~62歳で迎えていました。
自分の両親がどういう状況だったか
当時を振り返ってみることも
参考になるでしょう。


この記事はロバート・ハンド氏の
<Planets in Transit>を参考に
書いています。

このトランシット下で起きやすいこと。

①様々な原因によって人生に劇的な変化が起きる。

②大きな変化は、慣れ親しんで当たり前に
 なっていた 状況や人が消えるという
 カタチで現れることが最も多い。

③長い間、自分の中に隠れていたものを
 あぶり出そうとする力に直面する。
 
④このトランジットでは、これまで悪とされてきた
 自分自身の側面が明らかになる。これらの側面は
 しばしばポジティブなエネルギーの源になる。
 とはいえ、それをなかなか認められないために、
 そのエネルギーは無駄になり、たいていは自分で
 コントロールできない。
 外的なトラブルに思えるものも、自らの内に原因
 が潜んでいる。至らなさ、未熟さに気づくための
 必要な経験ととらえる。

⑤強迫性が出やすいとき。自分と向き合うことに
 抵抗がなければないほど困難は少なくなる。

⑥もし見たいと望むなら、今後の人生と経験を
 大きく広げることができるスピリチュアルな
 次元が示される。普段の生活とかけ離れていて
 受け入れられないと思うことも。
 魂の成長に必要な知識が得られる。

⑦現実面では新しく出会う人や状況について、
 額面通りに 受け取ることを避ける。
 何を見せられているか、そのときは
 わからない。相手に騙そうとする
 意図はなくても、思わず騙されて
 しまうことがある。
 起きたことの意味を理解できるようになるまで、
 待ちの姿勢をとり、できる限りの努力をする。

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個人差が現れる星回りで、プライベート天体や
アングルが関わっているほど
影響が出やすいでしょう。
現在、16~17歳の人にn冥王星とt海王星の
スクエアが起きています。
危険な世界に惹かれやすく
ダイナミックであやうい時期ですが、
本人に問題意識がないことの方が多いのでは。
同じように、オポジションも
これといった自覚がなくても
あやうい時期に違いありません。
これまで気づかずにいた問題が
自分の内面だけでなく
身近な人や状況からも現れてくるときです。
これまで保たれていた
安全領域のラインが崩れ始めます。
自分の力ではコントロール不能な
状況が起きてくる場合も。
冥王星-海王星は霊的な組み合わせなので
知識や経験則といったアプローチでは
的をはずしてしまうこともあるでしょう。

真面目に自分の責務を果たそうと
精一杯な時期であると同時に
脇道にそれたり、新たな可能性に心惹かれる
心理状態になります。
スピリチュアルな次元では
目には見えなくとも
胎児の成長のような変容の過程が
水面下で進む時期です。
現象としてはマイナスに思えることも
精神面ではプラスに働かせることが
可能でしょう。

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私の父はこの星回りを迎えたときに
念願のマイホームを61歳で購入しました。
7000万円ほどのローンを組みましたが
ほどなくバブルが弾け、
不景気に苦しめられました。
当時の父はストレスのせいか
毎日不機嫌でしたが
あるとき陶芸を始め、
目に見えるように穏やかな性格に
変わりました。
小さな会社を経営していた父は
もしかしたら家を買ったことを
いっとき後悔したかもしれません、
でも今は母が愛猫と一緒に
穏やかな晩年をその家で過ごせています。

義父母もこの星回りを迎えたとき
自宅を二世帯住宅に建て替えました。
その翌年に阪神・淡路大震災が起きて、
新築の自宅が半壊しました。
東灘区だったのですが
周辺の住宅は瓦礫と化していました。
建て替えの際に、弥生式土器が
出たのでその上にコンクリートを
かぶせて土台としたのが良かったのか
義父母の家だけが倒壊せずにポツンと
残っていました。

義父はそのあと膵臓がんも患ったので
大変でしたが、大病のあとは
ずいぶん人間が丸くなったそうです。
現在は穏やかな晩年を過ごしています。

いくつになっても
人生はおおいなる旅の途中です。
運命に翻弄されることがあっても
やがては過ぎ去ります。
このトランシットは
これまで見えなかった世界が
広がっていることに
気づかせてくれるでしょう。

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