HN9ワーク [ハーモニクス]
今日が最終日です。
クローズアップされる出来事がたくさん起こりました。
「くせ直しガス」というひみつ道具を思い出しました。
(人に吹きかけることでその人のくせが大げさになり、
無意識にやっているくせを自覚させるというアイテム。
たとえば鼻をほじれば巨大な鼻くそがとれるし、
貧乏ゆすりは地震と勘違いするほど揺れます)
<魂のくせ>はやはりHN9ではないでしょうか。
わかってなかったり。
「なくて七癖」といいますが、誰にでも癖があって
当然なんですよね。
「くせ直しガス」がかけられたなあ、と。
ショック療法に近いものを感じました。
この寒さで我が家の老猫が体調を崩してしまいました。
獣医さんは温めてあげるように、という指示ですが
洗面所など暗くて寒いところへ行きたがります。
この子にとっての最善が尽くせますように・・・
HN7ワークについて [ハーモニクス]
帰宅してすぐに対面鑑定という慌ただしいスケジュール
でした。楽しい講座で、参加して良かったです。
HN7のワークの一環なのですが
親しい人たちには話してなくても
「ワークでしょ?」と聞かれます。
報告会もしようと思っています。
教えてほしいとメールを頂くのですが
良いことが起きるとは限らないです。
HN7について④ [ハーモニクス]
普段は日中はOFFにしても、夜は必ず鑑定の予定を入れるのですが、
ハーモニクスのワークをしたあとは、直観を受け取るために
丸一日、何も予定を入れない日を設けます。
私のプライベートな領域に踏み込んで良いかどうか
かなり悩まれたそうですが、伝えないままでいて
もし本当に何か起こった後にそれこそひどく後悔しそうだと、
思いきってご連絡くださったのでした。
お手上げするしかないですが、こんな風に警告情報が来たということは、
現時点では、適切な手を打てば、間違いなく変えられます。
できるだけ早く手を打たれた方が良い気がするのです」。
今日お宅に伺いました。
他の人がメッセージを受け取ってくれることは
とくにHN7系列のワークではよくあり、
キャッチアップの機会に恵まれます。
美味しい手料理やお茶でとても楽しい時間を過ごしました。
予想していたのですが、それでもLさんが教えてくださったことは
まったくの盲点で、目から鱗が落ちる思いでした。
無意識のうちにないがしろにしていたことでもありました。
そして改善へ向けての第一歩となる具体策も提案して頂いたのでした。
あとは私が取り組むだけです。
そうとは思えない美味しさで、幸せでした。
家族にも作ってあげたいと思いました。
賢くて驚きました。
HN7について③ [ハーモニクス]
積極的にアクセスすればありきたりな日常の中にも
神秘のしるしをたくさん見つけるでしょう。
自分の夢が相手に着地します。
魔法がかかり、特別な力が働いているように思えます。
夫のドラゴンテイルに着地しています。
夫がデビューしたとき
当初は昔の夢が叶ったように思ったものです。
主人公の千早がお姉さんがミスコンで優勝することが
私の夢だと語るシーンがあるのですが、
友達の新は否定します。
「自分のことでないと夢にしたらあかん」。
他人の夢に乗っかるのは簡単だけれど
相手の負担になってしまうことも。
HN7の世界では単に相手の夢に便乗するのではなく
自分自身もそれ相応に取り組み、
エネルギーを注がなくてはなりません。
夢や理想のイメージが相手と共鳴します。
その人は自分にとって宿命を感じさせる
特別な存在になります。
良い言葉があります。
「〇〇は私にとって大切だが、すべてではない」。
センス・オブ・ワンダーが目覚め、
なくなるかもしれません。
HN7について② [ハーモニクス]
不思議なシンクロが起き、神聖な存在の力を確認したかと思えば、
全て妄想なのでは、不安になったりします。
疾走感と失速感の落差にやられます。
強すぎるHN7はその人を<夢>に殉じさせてしまうでしょう。
夢の他にも人として、さまざまな生活があったとしても・・・
アリス・ベイリーのチャート。
24冊もの著作があります。
HN7について [ハーモニクス]
先日の星の研究会はハーモニクスがテーマでした。
参加してくださった皆さん、ありがとうございました。
内面の世界を描き出すHN図は
アーティスト、クリエイターの場合
出生図以上に顕著な特徴が現れることがあります。
HN図と現実の周波数が合えば
虚構の世界を出現させるでしょう。
特に極めて誤差のないアスペクトを持つ場合、
一生の間、強い衝動として作用します。
今回はサンプルとして漫画家の方を取り上げます。
「アラベスク」「日出処の天子」の作者、山岸涼子さん
HN7で金星-冥王星が蠍座で合。
オーブ0.09というタイトさです。
出生図において金星-冥王星は0.013度のオーブでseptile(51.4度)。
山岸凉子さんの作品ではディープな
蠍座金星-冥王星の世界が堪能できます。
「進撃の巨人」の作者、諌山創さん
HN7で太陽-天王星が牡羊座9度で合。
オーブ0.07という極めてタイトな合になります。
出生図で太陽-天王星は0.01度のオーブでbiseptile(102.8度)。
牡羊座9度というと火星と水星の性質を持つといわれる
ペガサス座のα星ALGENIB(アルゲニブ)があります。
ハーモニック天体とのリンクで
恒星の力を作品世界に引きこむことができるかどうか
ということも興味があります。
「デビルマン」「マジンガーZ」の作者、永井豪さん
HN7で太陽-土星が双子座2度で合になります。
オーブは0.41というタイトさ。
出生図で太陽-土星は0.06度のオーブでseptile。
永井豪さんの年齢ハーモニック図
来年で画業50周年を迎える永井豪さんは
70歳でも連載を続けられています。
HN70ではHN10とHN7のテーマが重なります。
HN7で太陽-土星0度はHN70で掛け崩れず、オーブ4.12の合。
HN7での太陽-土星アスペクトの意味は
作品に対する責任感、献身的な努力、
苦しみや悲しみ、つらさが必要だという信念を意味します。
70歳になってもなお現役で、過酷な原稿制作を続けられるのは
太陽-土星の信念が崩れないからかもしれません。
HN70で海王星-天王星合はオーブ0.88で非常にクリエイティブな
スタイルを指しますが出生図では誤差のないtredecile(108度)。
HN70度の太陽-水星の180度は出生図の正確なvigintile(18度)が
種となっています。
ハーモニックチャートではClose aspectsといわれる
極めて正確なアスペクトを非常に重要であると考えます。
ぜひ探してみてくださいね。
HN7×月回帰のワーク [ハーモニクス]
10/3の月回帰から
HN7のワークをしています。
2009年から毎年9~10月はいつも
ワークをしています。
去年はHN9のワークでした。
HN図は本来、出生図に移植するものですが
新たな試みとして月回帰図に移植してみて効果を見ようと思います。
今年は星の研究会でトランジット、回帰図を
テーマにし、あらためてトランジットの面白さと
重要性を再確認しました。
なので、もっと積極的にHN図と
連動させたくなったのです。
今回、HN7を取り上げたのは
●10/3の月回帰のDESが
HN7の太陽とコンジャンクションになるから、というのがひとつ。
●最終日がHN7の太陽回帰になるというのがひとつ。
内円・・・月回帰
中円・・・HN7
外円・・・最終日(次の月回帰)
●HN7図のアスペクトにいま現在の出生図-トランジットの
組み合わせが多数含まれるというのがひとつ。
①HN7にはASC-海王星の180度。
出生図のASCとトランジット海王星の180度。
②HN7には水星-冥王星の180度
出生図の水星とトランジット冥王星の120度
③HN7にはASC-木星の120度
出生図のASCにトランジット木星の0度。
HN7のワーク、実は苦手なんです。
過去に何度もトライするも、挫折しています。
忙しくなってしまうのと、
疾走感が出すぎて、精神的にヘトヘトになってしまうのです。
私の場合、やろうと決めた瞬間から
もういろいろ起きてくるので
正直こわい、面倒くさいというのもあります。
でも、、、やるからには楽しまなくてはね。
今回は月回帰を使って、より身近な日常、習慣に
HN7を浸透させて行きたいと思っています。
月は日々の実践から多くを学ぶのです。
7月にHN39のワークも(かなりゆるく)やって、
いろいろ発見がありました。
時間があれば記事にしたいと思います。
個人的にはHN9のワークが合っています。
ありがたいことに
今回一緒にHN7のワークをしてくれる人が現れ、
とても心強いのです。挫折しないで済みそう。
終了後、大体2~3ヶ月の間にレスポンスがあるので
また報告しますね。
HN9のワークについて② [ハーモニクス]
HN9のワークの続きです。
倍音のアスペクトは満年齢のあと
消えてなくなるわけではなく
通奏低音になります。
意識を向けないから聞こえないだけで
耳を澄ませばずっと鳴っているのに気づくはず。
たとえば部屋の時計の音。
意識して耳を澄ませば、大きく聞こえませんか。
ハーモニックのアスペクトも同じことです。
ハーモニック図を検証し、過去の<私>と対話できれば
アスペクトの変化を通して
自分の変化、成長にも気づいていくことができます。
アスペクトがアスペクト体験になれば、
アスペクトに<命>が宿ります。
本に書いてある知識以上のことが起こります。
象徴の不可思議な力が働いていることに
驚くでしょう
期間を決めてひとつのアスペクトを定点観測します。
私はt月をタイマーにして28日間取り組むことを
お勧めしますが、一回では見えてこないかもしれません。
記録する、振り返る。記録する、振り返る。
何度か繰り返すと、その記録ノートからさまざまな発見があるでしょう。
ハーモニックのアスペクトは形、分野を変えながらも
持続していく関心の軸。
たとえばHN9でのタイトな60度は54歳で0度になります。
54歳でやっと発芽する可能性もあるということです。
9の倍数のHN図を探してアスペクトが0度になる
年齢を探してください。
そのときどんなことがあったか、ということも
HN9系列の反応の良さを見るヒントになります。
前回も取り上げましたが、私はHN9で
タイトな太陽-水星-木星のGトラインがあります。
120度は3倍すれば0度になります。
HN9のGトラインがHN27では0度になります。
場所は11ハウス。
とてもストレートな現れ方ですが、
27歳ははじめて占星術の友だちができた
忘れられない年です。
とても嬉しかった。
マドモアゼル愛先生の通信講座の懇親会で
出会った友だちと集まって
占星術の勉強会をしていました。
名古屋、大阪、姫路と住んでいる場所が
離れすぎて長続きしませんでしたが・・・
「占星術について話せる友だち、周りにいなかったでしょう?
さあ、熱く語り合ってください!」と始終笑顔だった愛先生。
1990年代後半は松村先生も西新宿の朝カルや目黒研究会のあと
参加者とテーブルを囲んで、交流の場をつくってくださっていました。
学びの場の幸せな記憶。
すばらしい先生方から受けた恩恵の、ほんの僅かでも
つないでいけたらと、ここ数年は以前より意識するようになりました。
今、星の研究会では京華先生がカフェタイムを設定してくださって
いますが、同じ志を持つ友人にめぐり合えることは
HN9的なご縁であると思います。
私は太陽-水星-木星のGトラインに注目し、
このアスペクトの安定した力をもっと着地させたかった。
ある人にとっては月-天王星かもしれないし
またある人にとって火星-冥王星かもしれません。
人それぞれHN9のドラマは大きく違うでしょう。
しかしどんな天体の組み合わせであれHN9であれば
悟りと開放に関係します。
HN9については、たくさんの人に気づきをもらったので
シェアしたいと思います。
①予感、予兆、霊感、アイデアがもたらされる。
どんなスタイルで取り組むにしろ、HN9に意識を向ければ
予感や予兆、夢、イメージの切れ端がおもむろにやってきます。
前回もお話しましたが、HN9は記憶の女神、ムネーモシュネーと
9人の女神が司るハーモニック。
女神が芸術家に霊感を与えて作品を作らせます。
俗に言う<アイデアが降りてくる>という状態になることも。
女神は常にいろんなメッセージを送っているものですが
私たちの方で雑念が多く、聞こえていないだけなのです。
HN9のワークに取り組むときは、心を静かに開いて
予感に導かれるようにします。
私の体験談をお話すれば、
初級講座の参加者の方にホタテのお土産をいただいたことがありました。
その日の夕方にもホタテが家に届きました。
関西では、いただき物が偶然重なることを「舟が着く」と表現します。
母はお中元やお歳暮の季節になると
「リンゴの舟が着いた」「餅の舟が着いた」などとよく言っていました。
私のところには「ホタテの舟」が着いたわけです。
ちょうどHN9のワークをしている最中だったので、
「ホタテとは何かシンボリックな意味があるに違いない。
ホタテとは何を意味しているのだろう」と意識が向かいました。
その後、おみくじをひいたら、「帆立船が・・・」の文面。
コインを投げて易占いをしてみたら「地沢臨」。
義母からウォルト・ホイットマンの詩集を送られ、
咸臨丸で米国を訪れた日本人について歌った
<Broadway-Pageant>を読む。咸臨丸は帆船。
船名は易経の「地沢臨」から取られています。
咸臨丸といえばジョン万次郎?万次郎といえば高知、四国。四国といえば巡礼、お遍路。
ちょうどその頃、パウロ・コエーリョの「第五の山」を読んでいたのですが
以前、一緒に高知を旅したOさんが同じ作家の「星の巡礼」を読んで
いつかサンチャゴ巡礼に行きたいと話していたことを思い出しました。
Oさんとは別の勉強会に参加されているSさんが
サンチャゴ巡礼に行きたいと話されていたのを思い出し
お二人をつなぎました。
HN9は霊的な絆、ノード的な意味も含むので繋ぐ、結ぶ、自らルートになるというのは
重要なテーマだと感じています。
ホタテとはサンチャゴ(聖ヤコブ)のシンボルだったのですね。
サンチャゴの巡礼者はホタテの貝殻をお守りにします。
女神はメッセージを授けてくれるけれど、理解するのが難しいのです。
このあたりは訓練しだいでもっと<打てば響く>ようになれるのでは、と思います。
実は今年の初めから繰り返しやって来ているキーワードがあるのですが、
いまだに意味がわかりません・・・
②恋愛や対人関係に変化がもたらされる。
芸術家が芸術の女神に出会うような、
強いインスピレーションを与える人と縁ができます。
その人の影響で向上心が刺激されたり
学問や創作活動のアイデアを得ることも。
はるか高みに引き上げられる、限界を超えさせるめぐり合わせになるので
場合によっては無理をしたり、狂気をはらむこともあるでしょう。
急激なレベル上げや修行、苦行(苦しいが楽しい)に関係します。
インスパイアされる人は芸能人のような雲の上の存在かもしれないし、
すでにこの世にはいない人かもしれないし、そもそも人ではない場合もありそう。
向上心や求道心を目覚めさせる相性はHN9に特徴が出ることが多いです。
③超越的な時間、永遠の一瞬、無我の境地に関係する。
HN9の太陽-水星-木星のアスペクトに対して
「朝に道を聞かば夕べに死すとも可なり」というフレーズで
ワークをしましたが、多くの人が魂の中心とつながる活動について
分かち合ってくれました。
祈り、瞑想、書道、茶道、ヨガ、ダンス、走ること、泳ぐこと、滝行、太陽凝視etc・・・
雑念を払い、無心になる。集中して行う。やがて日常に戻っても
静かに内に向かっている感覚を忘れないようにする。
活動はいろいろでしたが、一日の中に聖別されたひとときを持っている人が
そのことの大切さについて教えてくれました。
「走ると無心になれる。走っていなかったら、きっとうつになっていたでしょう」と話してくれた人。
「豆や水などいろんなことにこだわって、しっかり手順を守ってコーヒーを淹れます。
集中して、余計なことは一切考えません。まあ、飲むのは作業になっちゃうんですけどね。
早朝の静かな時間ですが、儀式化してますね。大事な時間です」と話してくれた人。
毎日ではなくても「この瞬間があるから、またこの先もしばらくがんばれる」といったこと。
時空を超えるようなひととき、時間の流れ方が普段とは違う何か。
そういった活動はHN9の分野です。
④HN9はインターバルの世界。
つまり、ずっとそこに留まることはできません。
空港内でのトランジット、トランスファーの時間に近いです。
やがては皆それぞれの目的地に向かって旅立っていくけれど
今、このひととき同じロビーに居合わせているといったこと。
飛行機は都合のよい時間に離発着しないのです。
自由な旅のようでおて、実はそんな自由じゃない。
未来の可能性は広がっている、でも今この一瞬にできることは
ひとつです。だから何より、今この瞬間が大切。
心がフワフワとどこかへいったなら何度でも今に連れ戻しましょう。
⑤不思議な記憶を何度も思い起こす。
HN9に注目すれば、
記憶の箱が空いて、いろんなことを思い出します。
いつもより夢も見ます。
心象風景には、ハッキリしないものも含まれるでしょう。
どこの土地?いつの年代?夢の中の人は知らないけれど
知っている人のよう。
懐かしいような、大切な宝物を見つけたような気持ちになったら
そっと胸にしまい、ときどき繰り返し思い出します。
慌しい日常の中でも、その一コマを記憶から取り出せば
満たされた気持ちになれます。
慣れてくれば続きのシーンも思い描けます。
HN9には「もとに還る」という意味も含まれます。
魂の原風景はHN9に現れます。
私のHN9の太陽は山羊座の9度です。ちょうどt冥王星が山羊座9度を
トランジットしているとき、こういったワークに取り組んでいました。
いつも導いてくれている目に見えない何かに気づくことができました。
この記事を読んでくださっているあなたにとってもそうであればと思います。
ぜひHN9に馴染んでみてくださいね。
HN9のワークについて [ハーモニクス]
ハーモニック・チャートに親しみ、
可能性を開発するワークに2012年ごろから
定期的に取り組んでいます。
トランジットをタイマーとして利用します。
数々のHNチャートは
自分について書かれた本が
たくさん積み上がっているようなもの。
その本を読まなければ、読書体験はありません。
不思議なことですが
気になる一冊を手に取るずっと前に
もう物語が始まっていることがあります。
あとは、あなたの登場を待つだけです。
ワークといっても、そんなに難しいことを
するわけではないですが
今日はHN9のワークについて書きたいと思います。
興味のある人はぜひトライしてみてください。
まずはHN9について。
①HN9ではNovile(40度)が合になります。
精神的、哲学的なテーマの探求を司ります
表現しづらい抽象思考を熟成させる能力など。
②HN9は記憶の貯蔵庫である月に関係します。
<9>は記憶の女神、ムネーモシュネー(Mnemosyune)の数字です。
ムネーモシュネーはゼウスと9日間共にいて
9人の女神たちを産みました。
女神たちは人々から人生の苦しみを忘れさせる学問、芸術、文芸を司ります。
1.ポリムニー(Polymnie)讃歌を司る美の女神
2.エラト (Erato)悲歌を司る美の女神
3.ユーテルプ(Euterpe)抒情詩を司る美の女神
4.テルプシコラ(terepsichore)舞踏を司る美の女神
5.クリオ(Clio)歴史を司る美の女神
6.カリオープ(Calliope)叙事詩を司る美の女神
7.ウラニア(Uranie)天文と占星術を司る美の女神
8.ターリ(Thalie)喜劇と牧歌を司る美の女神
9.メルポメネー(Melpomene)悲劇を司る美の女神
女神たちが司る分野はどれも魂を喜ばせるのでしょう。
占星術の女神もいますね。
HN9は物語の完成、精神の高揚、芸術性、歓喜、開放を指し示します。
③HN9は魂のチャート。<私>の持続性
私たちは60兆個の細胞でできていますが
体内では毎日3000億~4000億個の細胞が死んでいるそうです。
全身の200分の1の細胞が毎日死んでいる計算になります。
それでも80年近く生きられるのは、新たな細胞が生まれ続けるから。
なのでごく近い未来においてさえ、
今の自分が寸分変わらずにいることはあり得ません。
私たちが全くの別人にならずにいるのは、本質的な自己があるからです。
古代ギリシャでは生まれてくるときにレーテー(忘却の川)の水を飲み、
前世の記憶をなくすと考えられていました。
ムネーモシュネー(記憶の川)の水を飲むと
全てを思い出すと考えられています。
HN9には忘れてしまった魂の記憶を思い出すヒントが隠されています。
<HN9のワークの目的>
何かを獲得するために外に目を向けるのではなく
内側に目を向けて魂の目的を思い出すことがテーマになります。
HN9に足りないものはありません。ただ思い出すだけでいい。
探しているものはもうすでに手元にあります。
<始めるタイミング>
フォーカスしたいアスペクトに
トランシット天体が0度になるとき。
HN9の太陽に対するt月の個人新月 あるいはHN9月回帰など。
28日間、継続します。(つまり同じポイントにt月が戻るまで)
安定した継続力を呼び覚ましたければGトラインにフォーカスします。
強さや変化を呼び醒ましたいならT字クロスやGクロスにフォーカスしても良いでしょう。
興味があって、もっと理解したい、開発したいアスペクトを選ぶことが大切です。
t冥王星などトランスサタニアンは運行速度が遅いので、
ハーモニック天体に深い変容を促すことができます。
t月がHN太陽ではなく他の天体に合するタイミングでも可。
カイトなどt天体によって大きなフォーメーションを
とるタイミング。
<フォーカスしたHN9のアスペクトに意味づけをする>
サンプルは私のHN9です。太陽-水星-木星に注目しました。
出生図の天体がアスペクトしないので
現実に着地せずに可能性のままで終わるかもしれない要素です。
自分が感情移入しやすい、心にストンとくる言葉と結び付けます。
サビアンシンボルを参考にしても良いです。
キーワードから連想を広げます。
私は~を創造する・光を当てる(太陽)、
聞く・話す・学ぶ・知覚(水星)、
発展・拡大する(木星)、
実際的に、地に足をつけて(地のサイン)
真理、悟り、輪廻転生、魂の旅(HN9)
名言・格言・箴言・小説や映画の台詞・詩・歌詞など
記憶のデータベースからHN9のアスペクトと
自分の感性が符合するものを探し出します。
私の場合はガンジーの
「明日死ぬかのように生きよ。永遠に生きるかのように学べ」
という言葉も太陽-水星-木星Gトライン、HN9っぽいと思いましたが
孔子の
「朝に道を聞かば、夕べに死すとも可なり(朝、真理を悟れたなら
その日の夕方に死んでも悔いはない)」の方が感覚的にしっくりくるのと
道をたずねるという謙虚さが良いと思ったので、こちらに決めました。
<意味づけしたアスペクトに関連する具体的な行動を決め、
毎日のルーティンに組み込む。>
28日間の目標、行動計画を立てます。
スピリチュアル・レッスンやパスワークなど他のメソッドと
組み合わせても良いですが、ハードルが高すぎると
取り組みが三日坊主で終わってしまいます。
28日間は意外と長いです。途中で放り出してしまうことも。
腹筋100回とか10キロのランニングなど、普段から行っている人はともかく
そうでない人は止めておいたほうが無難でしょう。
新しいことを何か始めても良いけれど
毎日の習慣を活用すると上手くいきます。
日々の実践との連動させると効果的。
たとえば、掃除。
掃除を日々の雑務ととらえずに
心と向き合い、集中的に取り組むと
思いがけない変化が起きます。
HN9の太陽-水星-木星に関して選んだ行動は
読書です。普段から本は好きです。
本を手に取るときに「朝に道を聞かば~」の言葉と
HN9を一緒に思い出します。
この<思い出す行為>を思い出せたときに行います。
<28日間、記録をつける>
自分観察日記を作ります。
ノートを一冊用意します。
気づきや発見を書き留めます。
もちろん嫌なことも起きるので、そのこともメモします。
毎日、記録をつけて成長、変化を感じ取ります。
書くという行為もかなりエネルギーを使うので
三日坊主になりやすいですが、
このノートは後から読み返すと、驚くことが多いです。
小さなこと、取るに足らないことでも
印象に残ったらメモしましょう。
特に驚きや感謝の気持ちを書き留めることおすすめします。
どういうわけか、連鎖するからです。
<宣言する>
28日間、自分と向き合うことに捧げます、など
なんでもいいです。目標や意図を明確にした方が
続きます。
HN9のワークをしている最中は、予感めいたメッセージが
たくさんやってきますが、そのときには意味がわからないことが多いです。
明確になってくるのは、1~3ヵ月後です。
次回は具体的にどういったことが起きたのかお話しますね。
年齢ハーモニックについて [ハーモニクス]
1/15(水)は星の研究会でした。
参加してくださった皆様、京華先生、ありがとうございました。
テーマは年齢ハーモニックでしたが
参加者の皆さんの体験や感想を聞きながらチャートを見ると
「なるほど!」と腑に落ちることが多く、
たくさん発見がありました。
講座のあとのカフェでのおしゃべりもとても楽しかったです。
ハーモニックは人によって
特定の調波が強く現われてきたり、
あるいはほとんど意識できなかったり、
内面で感じるだけで終わったりなど
さまざまな現れ方をします。
潜在的な可能性を示すハーモニック、
受け身のままでは発動しづらいという特徴があります。
では、どのように開発すれば良いのでしょう?と
ご質問があったので考えてみたいと思います。
①数字の意味をどれだけ実践できるかにかかっている。
それぞれのハーモニック図は
そのハーモニック・ナンバーの意識レベルに到達したときの可能性を
示しています。開発するかどうかは
本人の集中力や注意力にかかっています。
数字に関してはタロットや数秘術、十牛図、ハウスなども参考になります。
たとえば年齢が9の倍数であるなら、可能性を求めていろいろなことを
体験してみることや旅をすること、7の倍数であるなら
内面の夢のイメージを個人的なもので終わらせず
多くの人に受け入れられるように行動すること、
などに積極的になる必要があります。
②ハーモニックの影響を意識する。
たとえばHN9の影響をチェックするときに
実際に起きた出来事だけに注目すると
「27歳のときも36歳のときも、特別何もなかったな」
などということになりがちです。
外からもたらされるものはトランジットが関連しています。
外から来るものと呼応する、内なる動機がハーモニックです。
「実際に何が起きたか」ということより「何をしようとしたか」
「何に対して強い興味を持っていたか」といったことの方が、
ハーモニックに現れます。夢の種のような思いが少しずつ
膨らみ、そのことについて想い続けた結果、トランジットなどで
具体的に引き寄せます。
タイムラグのあることの方が普通です。
なので実際に起きたことよりも、そのとき関心を持っていたこと
思い描いていたことを呼び起こし、ハーモニックに反映されているか
チェックしてみてください。
③倍音の波動の中にいる<いくつもの自分>を発見する。
ハーモニックは倍音の世界です。
時間の流れを直線的にとらえると、響いてきません。
ハーモニックの世界では、7歳の私は7歳のままで、
14歳の私は14歳のままで、あるいは63歳の私は63歳のままで、
今でも音波の中に存在しているのです。
消えてなくなったりせず、現在の私と共振します。
なのでハーモニック図を通して、過去の私、未来の私から
インスピレーションを得ることが可能です。
④過去の人物のアスペクト体験からヒントを得る。
太陽の通り道である黄道と地球座標(地平線、子午線)が
コンタクトすることによって、千差万別の境遇が立ち現れます。
出生時間の不明なチャートを読むとき、具体性に欠けますよね。
天体の影響が地上のどの分野で働くか、ということは
ハウスで推察します。
ハーモニック図にはハウスがありません。
なので千差万別の個人の境遇ではなく、
いつの時代も変わらぬ普遍的な人間の可能性を見ることができます。
お金持ちか貧乏か、強いか弱いか、幸運か不運か、は
地球座標によって差異がありますが、みんな同じ人間です。
そのことに気づくと、ほんの少し自由度が増します。
たとえば私は今年の年齢ハーモニックで土星-冥王星の0度が形成されるので
参考になりそうな土星-冥王星タイプの偉人を探してみました。
上杉鷹山
わずか17歳で財政の困窮した越後米沢藩の藩主になった人です。
信じられないほどに厳しい状況の中、自ら一汁一菜を実行しながら
改革に着手し、藩政を立て直しました。
「成せばなる、成さねばならぬ何事も、成らぬは人の成さぬなりけり」
の名言は有名ですね。
「見切り千両」も彼の言葉で、土星-冥王星的なシビアさを感じさせます。
偉人過ぎる!とひかなくてもいいのです。同じ人間ですから。
彼もまた肉体は滅びても、思想や言葉は残っています。
虚空のどこかに存在し続けているのでしょう。
もちろん生きている人からインスパイアされても良いです。
たとえばイチロー選手は土星-冥王星90度の世代であり、
限界を超えようとストイックに鍛錬を続ける姿勢から
普遍的な土星-冥王星の人間像が浮かび上がってきます。
⑤文学、音楽、学問、旅行、料理、映画etc...
あらゆるものからインスピレーションを得る。
ハーモニックの土星-冥王星を開発したいのであれば
「これぞ土星-冥王星だな」というものを探します。
私が土星-冥王星のエッセンスを感じる文章は
梨木香歩さんの小説「西の魔女が死んだ」の一節です。
中学生のまいは西の魔女であるイギリス人のおばあちゃんに
意志の力って、後から強くできるものなの?
生まれつき決まっているんじゃないの?と聞きます。
おばあちゃんは答えます。
「ありがたいことに、生まれつき意思の力が弱くても、
少しずつ強くなれますよ。少しずつ、長い時間をかけて、
だんだん強くしていけばね。生まれつき、体力のあまりない人でも
そうやって体力をつけていくようにね。
最初は何にも変わらないように思います。そしてだんだん
疑いの心や、怠け心、あきらめ、投げやりな気持ちが出てきます。
それに打ち勝って、ただ黙々と続けるのです。そうして、もう永久に
何も変わらないんじゃないかと思われるころ、ようやく
以前の自分とは違う自分を発見するような出来事が起こるでしょう。
そうしてまた、地道な努力を続ける、退屈な日々の連続で、
また、ある日突然、今までの自分とは更に違う自分を見ることになる、
それの繰り返しです」。
継続的な努力は土星-冥王星です。努力を続ける日々のなかで
ある日、成長した自分を発見します。
他にも月-木星の習慣、金星-海王星の芸術、水星-火星の勉強など
自由にイマジネーションを働かせ、取り入れてみてください。
みんなでアイデアをシェアしても良いですね。
⑥ハーモニック天体とアスペクトする天体を持つ人から
積極的に影響を受ける。
コンジャンクションの相手は天体のテーマを強化し
セクスタイル、トラインの相手は安定感をもたらし
スクエアやオポジションの相手は問題提起をしてくれます。
アドバイスやサポートを得るのも良し、お手本にするのも
良いでしょう。
⑦ハーモニック図と出生図を響かせる。
最後にいちばん大切なことは、ハーモニック図を
出生図に移植すること。
最後には出生図に戻ります。
重ね合わせることで響きあう天体同士がわかります。
ハーモニック図の可能性が出生図のどのハウスに
降り注ぐかをチェックしましょう。
そのときの自分のテーマが現れているものです。
運命の枠組みは決められているかもしれない、
しかし、そこに何をどれだけ盛り込むかはおおいに自由です。
プログレスやトランジットで、ハーモニック図を強調する配置が
現れているかもチェックすると良いでしょう。
あとは、熱意を持ってハーモニック図にアクセスするのみです。