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n土星に対するSA冥王星180度の時期について [ディレクション]

土星-冥王星の180度では
これまでの状況を保持しようとする土星の力と
古いものを壊しゼロから再生させる冥王星の力が
衝突します。

なので土星のテーマにおいて
徹底的な損失や破壊が起こることがあります。

土星から冥王星へスイッチを入れ替える。

古いものを手放し、
再生・復興のサイクルを受け入れる必要が出るのです。

前回、t冥王星とn土星の180度について
書きましたが、世代の星回りなので
危険な時期かどうかは
ほかの星の配置も合わせて考慮してください。

今回は文学者である山室静さんのホロスコープを取り上げます。
世界中の神話・民話や北欧の児童文学を
日本に紹介した人として知られています。

膨大な量の仕事をされた方です。

山室静さんのホロスコープ

yamamuro-1.gif

1982年の1月に自宅から失火、蔵書5000冊、原稿2000枚が焼失しました。
チャートは1981年12月の太陽回帰図です。

①SA太陽-冥王星の180度がn土星とコンタクト。
②n太陽にt海王星が0度、SA木星-天王星とT字スクエア。
③n水星・金星に対するt天王星の0度

④n火星とt冥王星の0度


ダイナミックなトランジットが幾つもやってきていますが
大きな損失を被るも人生を建て直す力は
出生図に備わっている太陽-冥王星180度、
また時期的には
n土星-SA冥王星の象意なのだと思います。

前回サンプルになってくださったゆうさんは

両親やパートナーへの愛や感謝を
何度も繰り返されます。
深刻な逆境にぶちあたったとき
人は今まで以上に大きな感謝の心を持つように
なるのかもしれません。

山室静さんもライフワークの
北欧神話研究を断念しようとするものの
周囲の人たちの励ましによって再起されました。
本当の友人とそうでない友人の選別も
こういったときのほうが見えてくるでしょう。

土星の司るテーマは
自発的にバラバラにはできません。
冥王星に粉々にされることによって
もう一度人生を組み立て直すチャンスを得ます。

土星-冥王星の星回りのとき
業績や富、名声、立場といった
社会的に価値のあるものを手放さざるを
得ないことも。その分、
これまでは見えなかった大切なものの価値が
わかるのではないでしょうか。

逆境には、できれば出会いたくありません。
出会いたくないけれど、
もし出会ってしまったなら
どう受け入れればいいか、
どう立ち直っていけばいいか。
どんな風に乗り越え、成長していくのか。
また逆境の最中にある人についても
どう励まし、サポートしていくかということについても
考えていきたいと思います。


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