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KalaSarpaについて。ノード講座のお知らせです。 [占星術講座]

今月のオンライン講座は
引き通きノードなのですが
西洋占星術とインド占星術では
土台となる価値観が違うため
ずいぶん解釈が違います。

インド占星術では
全ての天体がドラゴンテイルから
ドラゴンヘッドに向かっている
天体配置をKalaSarpa
(カーラサルパ)と呼びます。
最近だと
2022.2/24~3/8
2022.3/22~4/4
2022.4/18~4/22が
KalaSarpaでした。
kala-1.jpg
ラーフ/ヘッドはコブラの頭で
毒を持ち、ラーフに向かう
惑星は牙に突き刺さるから
危険であると考えます。

Alan Annand氏の著書
『THE DRACONIC BOWL』によると
サンスクリットで
「カーラ」は時間、「サルパ」は
黒い蛇を指すそうです。
黒蛇は水田など人の近くに生息し
毒性が強いので
インドでは年間45000人が
亡くなるのだとか。

蛇は恐れられているのと同時に
崇拝されているので
一般的に蛇を殺すのは罪だと
考えられています。

KalaSarpaを出生図に持つ人は
先祖が蛇を殺したり傷つけて
しまったことが原因で
不幸を背負ってしまって
いるとされます。

KalaSarpaは古い伝承には
なく口伝の一部なので
不完全な説なのだとか。
ネットで調べてみても
デタラメだという人、
マンデン読みで
採用している人など
いろいろでした。

KalaSarpaによる蛇の祟りを
気に病んでいる人のコメントも
複数見かけました。

悪徳占星術師が救済のための
宝石を買わせたり
スピリチュアルな儀式や
護符に高額なお金を
支払わせるケースも多いのだとか。

先祖が蛇を殺したせいで
KalaSarpaを持って生まれた
いうのはさすがに迷信でしょうが
日本にも蛇信仰があるので
インドの人々の蛇の祟りを畏れる
気持ちは理解できますね。

なんだか無性に
太宰治の『斜陽』が思い出されて
久しぶりに読み返してしまいました。
シンボリックな存在として
蛇が何度も登場する物語です。

シングルマザーとして
たくましく生きようとする
主人公のかず子はラーフ/ヘッド、
貴族として死にゆく母親や弟が
ケートゥ/テイルと
読むとしっくりきました。

KalaSarpaに話を戻します。
突然の災害や経済破綻、
好ましくない結果を
暗示するとされますが
出生図におけるこの配置は
「素人が王になるような力がある」
のだとか。

Snakes and Ladders
(蛇と梯子ゲーム)
のように、幼児でも勝てる
チャンスがある。
運気に翻弄され、
良きにつけ悪きにつけ
激しく浮き沈みがある
運勢なのかもしれませんね。

KalaSarpa生まれの方は
ぜひ教えてください。
天王星、海王星、冥王星を
入れなければ12.5%の人は
該当するそうです。

今月のノード講座は
西洋占星術での読み方を
お伝えしますね。

<ノード講座>

(第36回 オンライン講座)

日時:6月24日(金)20:30-22:30
  :6月27日(月)13:00-15:00

テーマ:ノード

料金:3800円

お申込みはギンコさんまで。

pbzuag@yahoo.co.jp

どうぞよろしくお願いいたします。



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