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赤ちゃんが欲しい2020年春号発売しています。　[その他]

赤ちゃんが欲しい2020年春号発売しています。

＜体外受精BOOK＞がついています。

イラストレーターのitabamoeさんが毎号

雰囲気のあるイラストを描いてくださっています。

興味のある方は手に取ってみてくださいね。

どうぞよろしくお願いいたします！

赤ちゃんが欲しい 2020 春 (主婦の友生活シリーズ)

出版社/メーカー: 主婦の友社
発売日: 2020/02/15
メディア: ムック

2020-03-01 22:51 nice!(4) コメント(0)

まついなつき先生のこと　 [その他]

「原宿虎の穴同窓生でイベントをやるのですが
もしお時間ありましたら、いらっしゃいませんか？」

まつい先生にご招待していただいた
「アマルティア五人娘」のイベント、
私にとってはまついさんとお会いする最後の機会となってしまいました。

「アマルティア五人娘」について、
辰巳さん、逢坂さん、七海さんが記事にしてくださっています。

辰巳さん＜アマルティア　五人娘　レポート＞
https://divinus-jp.com/archives/41012

逢坂　杏さん＜アマルティア五人娘鑑賞記＞
https://akakenjp.blogspot.com/2019/04/blog-post_16.html

七海カイリさん＜デビュー20年おめでとうございます！「アマルティア５人組」＞
https://naminophone7733.amebaownd.com/posts/6114493/

まついさんとはじめてお会いしたのは
1999年8月12日（木）18時、原宿・アコスタジオ。
松村潔先生の原宿虎の穴がスタートした日でした。

講座のあとは参加メンバーで食事に行く機会がよくあったのですが
まついさんとの心に残ったやりとりがあります。

税金の話になったときに
「ご主人に事業専従者になってもらったらいいんじゃないかな？節税になるし、
もっとまついさんの仕事や家事をサポートしてもらったらラクになるよ」
などと提案したのでした。

まついさんは真剣な目で私を見据えて、
「私はそうは思わない」。

「私は何もかも自分に取り込んでしまおうとは思わない。
夫には夫の仕事をがんばってほしい。
この業界（出版）だってすごく波があって不安定だし
この先どうなるかわかったものじゃない。
今は稼げてるけれど、そのうち食えなくなる日もくると思う。
稼げてるうちは私が家族を養う。
私が稼げなくなった頃には、夫の仕事も今より軌道に乗っているだろうから
そのときは遠慮なく夫に養ってもらう。
お互いに良いとき、悪いときを順繰りに支え合ってやっていけたら
良いと思う」。

断固とした強い口調で、でも思いつめたような表情をされていた。
フリーランスの厳しさ、今となってはまついさんの言っていることが
身に沁みてわかるのだけれど、当時の私は「フーン」、、、などと言って
聞き流していました。

まついさんの離婚にいたる顛末はエッセイ「愛はめんどくさい」に詳しいです。
甲斐性のある多くの女性が陥りがちな「夫が息子化してしまう問題」について
手に取るようにわかりやすく描かれています。

「そのうち食えなくなるかも」という危機感を抱えながら、三人の息子を育て上げ、
ずっと大黒柱で走り続けた人でした。

まついさんとはしばらく疎遠になっていましたが、また接点ができたのは
トナカイの二階で講座をさせて頂いた2015年頃です。

講座のテーマは受胎の時期の見方でしたが
＜エンジェルチャンス占星術＞はまついさんのネーミング。
さすが作家さんだ！とうなりました。

そのあと桐吉先生がトナカイでデビューの運びとなったり、
茜鳥ジュン先生がトナカイで講座されたりと、ご縁がつながりました。
ジュン先生の講座のタイトル「プロ占術のためのハイパー相性術」も
まついさんの考案です。そうやって集客をバックアップしてくださる方でした。

まついさんが多くの人から慕われたのは、
「意欲のある人に活躍の場を用意しよう」という気持ちをごく自然に持ち合わせていたからでは、
と感じます。
トナカイ以前にも、まついさんの吉祥寺の事務所で石塚先生がサスポータスやジーナレイクの
勉強会をされていました。もう20年近くも前の話ですが・・・

お通夜の会場は本当にたくさんの方が集まって、人いきれするほどでした。
まついさんがご縁を大事にしていた証のように思えました。

占いトナカイから、たくさんの占い師さんが育っています。
どこでもパッとクロスを広げ、自分のお店を開ける人が多い。
ぼろ儲けはないかもだけれど、大好きな占いで
自分と家族の食い扶持は稼げる、そんなタフさをまついさんから
受け継いでいる人たちです。

Ｔｗｉｔｔｅｒを眺めてみても
皆さん、悲しみをこらえて、
普段どおりに仕事をしてる。そして誰かの支えになっている。
まついさんがその方が喜ぶって知っているんですよね。

ずいぶん昔に謹呈して頂いた
「あしたはワタシのお葬式」に
（今、手元になくてうろ覚えなんですが）死に際して
「大きな波に身をゆだねればいいんだ。きっと赤ちゃんを産むときのような
感じだよ。」
という一節があったように記憶しているのですが
本当に赤ちゃんが生まれるような星回りで逝ってしまわれましたね。

一緒に占星術を学べたこと、ずっと誇りに思っていました。
ほんの少し、貴方とつながれたことは私にとって一生の宝物です。

これから占星術を学ぶ方に。