マドモアゼル・愛先生のこと [その他]
＜プログレスの新月＞というキーワードで
このブログを訪問してくださる方が多いようで
嬉しく思っています。
プログレスの新月の頃は新しい出会いがあります。
そのなかには今後の人生を方向づけるような出会いも
含まれています。
P新月期だった１５年前、私はとにかく行動を起こさなくては、と
あがいていました。
でも具体的には何も思い浮かばないし先も見えない。
そんなとき、友人が貸してくれた雑誌にマドモアゼル・愛先生の
＜西洋占星学通信講座＞の案内を見つけました。
「何かのきっかけになるかもしれない」と思い、申し込みました。
通信講座は初級だったので、基礎の基礎を学び直す感じでした。
この講座には終了時に懇親会が催されるという
特典がありました。
小、中学生の頃、占い雑誌MyBirthdayが大好きだった私は
当然のことながら愛先生のファンだったのです。
当日はドキドキしながら懇親会の会場がある神楽坂へ向かいました。
会場には２０人程度の人が来ていました。
席札が用意してあり、皆が着席した頃
マドモアゼル・愛先生が白いスーツ姿で現れました。
「今日は遠路はるばるお集まりいただいてありがとうございます。
周りに占星学について語れる友だち、いなかったでしょう？
さあ、思う存分語り合いましょう！まずは自己紹介してください！」
そう促され、順番にしどろもどろの自己紹介をしていきました。
愛先生は優しく相づちを打って、ひとりひとり丁寧に
話を聞いてくださいました。
何を話していいやら困ったんでしょうね、自己紹介で
「私の太陽は乙女座４度で１２ハウスにあって・・・」と
自分のチャートを一通り説明した方がいました。
説明を聞きながら、自分自身のチャートと重ねていました。
「太陽同士がトライン、月同士もトライン、火星同士は合、
水星、ASCは私の木星と合。これはお友達になってもらうしかない！」
と直感しました。
その人とは１５年たった今でもお付き合いさせていただいています。
占い師ではなく、カウンセラーになられたんですが、
占星術を離れても深い交流ができる大切な存在です。
愛先生が懇親会に呼んでくださらなかったら
そして彼女が自己紹介でチャートの説明をしなかったら
今の関係はなかったわけですが、考えられないことです。
愛先生はルルラブア先生と中・上級の通信講座を考えていると
話されていましたが、その後の案内はありませんでした。
ルル先生は、この数年後亡くなられたのです。
マドモアゼル・愛という方は優しく柔らかい、包み込むような雰囲気と
夢中になってご自身の夢を語る、少年のような無邪気さを併せ持つ不思議な方でした。
そしてお話を聞いている間に心の霧が晴れ、スッキリしました。
「これから、もっともっと占星術を学んでいくんだ」
スイッチが入ったのです。
通信講座は１万２～３千円のリーズナブルな価格。
それなのに遠方からの参加者に
「僅かだけれど、交通費の足しにしてください」と
車代として５千円が入った封筒をテーブルに置いてくださっていました。
やったあ、ラッキー！と思うより
「先生、こんなにして頂いては、採算がとれないのでは？（汗）」と
申し訳なく思いました。
けれど始終、笑顔の先生を見ていると、
素直に嬉しく、しみじみと有難かった。背中を押してもらったように感じたのです。
こんな風にお金を使える人になれたら・・・と思いつつ
現在に至っています。
愛先生は懇親会のあとも、
「さあ皆さん、熱く語り合ってください！」と
カフェの飲み物代も全員分出してくださったのです。
みんなモジモジしてしまって、熱く語らうという域には全然達しませんでしたが・・・
それでも何人かの方と住所交換して、その後何度か集まったりしました。
私が大阪から東京に越してからは泊まりに来てくれ、一緒に講座や研究会に参加したり。
楽しい思い出です。
その後はいろんな場所で学ぶことになるのですが、
きっかけとなったのは、P新月の頃の、この懇親会なのですね。
＜出会い＞って怖いし、ドキドキします。
相手にどう思われるか不安っていうのもあります。
P新月期は重要な出会いと別れがあります。
迷って、あがいて、無駄行動と思えることもやってみて
良かったと思います。
出会いは、人とは限らないし本かもしれないし土地かもしれないし
映画や音楽かもしれません。
P新月期はキーパーソンといった人との出会いがあるのですが
P満月期も人との交流が活発になります。
対人関係に苦手意識があると、緊張の多い時期かもしれません。
でも、モジモジしてたって上手く話せなくたっていいじゃない？
と思います。誇れるものがなくても、完璧じゃなくても大丈夫なんです。
現在は木星・天王星が牡羊座の初期度数で合。
新しいアイデアや新しい友人、新しい援助に
恵まれます。何ハウスで起きているか、
N天体、P天体とのアスペクトをチェックして
イメージを探ってみてください。
インターネットが普及して占星術を学ぶ環境も昔と比べて格段に良くなりました。
こうやってブログを書くことで占星術をされる方がアクセスしてくださり、
昔、感じていた孤独感が無くなりつつあります。
昔は＜占星術仲間＞が欲しくて、仕方がありませんでした。
愛先生も若かりし頃、そういう孤独を感じておられていたのではと思います。
だからこそ、出会いの場を作ってくださったのではないかと。
松村先生も惜しみなく教えてくださる方ですが、
そろそろ受けたご恩を他の方に返していくサイクルに入りつつあります。
どこにいても、どんな環境でも情熱があればいくらでも学べるのだと
今でもそう信じています。
このブログを訪問してくださる方が多いようで
嬉しく思っています。
プログレスの新月の頃は新しい出会いがあります。
そのなかには今後の人生を方向づけるような出会いも
含まれています。
P新月期だった１５年前、私はとにかく行動を起こさなくては、と
あがいていました。
でも具体的には何も思い浮かばないし先も見えない。
そんなとき、友人が貸してくれた雑誌にマドモアゼル・愛先生の
＜西洋占星学通信講座＞の案内を見つけました。
「何かのきっかけになるかもしれない」と思い、申し込みました。
通信講座は初級だったので、基礎の基礎を学び直す感じでした。
この講座には終了時に懇親会が催されるという
特典がありました。
小、中学生の頃、占い雑誌MyBirthdayが大好きだった私は
当然のことながら愛先生のファンだったのです。
当日はドキドキしながら懇親会の会場がある神楽坂へ向かいました。
会場には２０人程度の人が来ていました。
席札が用意してあり、皆が着席した頃
マドモアゼル・愛先生が白いスーツ姿で現れました。
「今日は遠路はるばるお集まりいただいてありがとうございます。
周りに占星学について語れる友だち、いなかったでしょう？
さあ、思う存分語り合いましょう！まずは自己紹介してください！」
そう促され、順番にしどろもどろの自己紹介をしていきました。
愛先生は優しく相づちを打って、ひとりひとり丁寧に
話を聞いてくださいました。
何を話していいやら困ったんでしょうね、自己紹介で
「私の太陽は乙女座４度で１２ハウスにあって・・・」と
自分のチャートを一通り説明した方がいました。
説明を聞きながら、自分自身のチャートと重ねていました。
「太陽同士がトライン、月同士もトライン、火星同士は合、
水星、ASCは私の木星と合。これはお友達になってもらうしかない！」
と直感しました。
その人とは１５年たった今でもお付き合いさせていただいています。
占い師ではなく、カウンセラーになられたんですが、
占星術を離れても深い交流ができる大切な存在です。
愛先生が懇親会に呼んでくださらなかったら
そして彼女が自己紹介でチャートの説明をしなかったら
今の関係はなかったわけですが、考えられないことです。
愛先生はルルラブア先生と中・上級の通信講座を考えていると
話されていましたが、その後の案内はありませんでした。
ルル先生は、この数年後亡くなられたのです。
マドモアゼル・愛という方は優しく柔らかい、包み込むような雰囲気と
夢中になってご自身の夢を語る、少年のような無邪気さを併せ持つ不思議な方でした。
そしてお話を聞いている間に心の霧が晴れ、スッキリしました。
「これから、もっともっと占星術を学んでいくんだ」
スイッチが入ったのです。
通信講座は１万２～３千円のリーズナブルな価格。
それなのに遠方からの参加者に
「僅かだけれど、交通費の足しにしてください」と
車代として５千円が入った封筒をテーブルに置いてくださっていました。
やったあ、ラッキー！と思うより
「先生、こんなにして頂いては、採算がとれないのでは？（汗）」と
申し訳なく思いました。
けれど始終、笑顔の先生を見ていると、
素直に嬉しく、しみじみと有難かった。背中を押してもらったように感じたのです。
こんな風にお金を使える人になれたら・・・と思いつつ
現在に至っています。
愛先生は懇親会のあとも、
「さあ皆さん、熱く語り合ってください！」と
カフェの飲み物代も全員分出してくださったのです。
みんなモジモジしてしまって、熱く語らうという域には全然達しませんでしたが・・・
それでも何人かの方と住所交換して、その後何度か集まったりしました。
私が大阪から東京に越してからは泊まりに来てくれ、一緒に講座や研究会に参加したり。
楽しい思い出です。
その後はいろんな場所で学ぶことになるのですが、
きっかけとなったのは、P新月の頃の、この懇親会なのですね。
＜出会い＞って怖いし、ドキドキします。
相手にどう思われるか不安っていうのもあります。
P新月期は重要な出会いと別れがあります。
迷って、あがいて、無駄行動と思えることもやってみて
良かったと思います。
出会いは、人とは限らないし本かもしれないし土地かもしれないし
映画や音楽かもしれません。
P新月期はキーパーソンといった人との出会いがあるのですが
P満月期も人との交流が活発になります。
対人関係に苦手意識があると、緊張の多い時期かもしれません。
でも、モジモジしてたって上手く話せなくたっていいじゃない？
と思います。誇れるものがなくても、完璧じゃなくても大丈夫なんです。
現在は木星・天王星が牡羊座の初期度数で合。
新しいアイデアや新しい友人、新しい援助に
恵まれます。何ハウスで起きているか、
N天体、P天体とのアスペクトをチェックして
イメージを探ってみてください。
インターネットが普及して占星術を学ぶ環境も昔と比べて格段に良くなりました。
こうやってブログを書くことで占星術をされる方がアクセスしてくださり、
昔、感じていた孤独感が無くなりつつあります。
昔は＜占星術仲間＞が欲しくて、仕方がありませんでした。
愛先生も若かりし頃、そういう孤独を感じておられていたのではと思います。
だからこそ、出会いの場を作ってくださったのではないかと。
松村先生も惜しみなく教えてくださる方ですが、
そろそろ受けたご恩を他の方に返していくサイクルに入りつつあります。
どこにいても、どんな環境でも情熱があればいくらでも学べるのだと
今でもそう信じています。
2010-06-13 19:20
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コメント(10)
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すずさん、こんにちは。
本当に愛先生のお陰だなぁって思います。
もう15年もたつのですね、占星術の勉強を始めた
あの時私のディセンダントにあった土星が
アセンダント付近に来ました、そうか～もうそんなにたつんだね。
あと、旧姓の苗字も同じだったね。
不思議なご縁。でもすずさんの存在なしには今の私はありえなかった
ような気がします。
どの人もそれはそうなんだけど、特にそう思えます。
同じ時代を一緒に生きてくださって、ありがとう。
by ごとう (2010-06-14 16:52)
☆ごとうさん、コメントありがとう！
そうですよね～ホントに不思議なご縁で
つながっていますよね。
どの人のそうなんだよね、意味があって出会っている・・・
好きな人も苦手な人も。
その辺の感性をもうちょっと高めていきたいという気持ちを
今は強く持っています。
いつもヒントや指針をありがとう！
また会いに行かせてくださいね。
by リマーナすず (2010-06-15 09:34)
はじめまして。キロンと海王星で検索してたらここにたどり着きました。
今年から勉強初めて松村先生の講座にも少し出てます。一緒に始めた友人は先月白旗で脱落してしまい、孤独に独学中です。なんせ木星域にさしかかる時に始めたので講座に出るのもちょっと恥ずかしいくらいです。
１５年振りに鑑定してもらった８０歳の先生が片手にルル先生の本を持っていて興味が湧いたのが去年で、松村先生が講座でマドモアゼル愛先生のことをユーモアと愛情たっぷりにはなされていて、すず先生のブログにこぎつけました。
勝手にこじつけてしまいましたが、盛り上がりがないと独学は辛いのでこれからまたお邪魔させてください。
by リンス (2010-06-15 22:58)
愛先生の占星学通信講座…実は私も受講したことがあるんです。（笑）
講習会に出掛けていったこともありました。ケーキが美味しかったなぁ。
愛先生はとても気さくで素敵な方でした。
懐かしいなぁ。
by 比翼 絲 (2010-06-16 05:54)
満月期は人との交流が活発になるんですね！
私は5月から就職しまして、実に今まで出会うきっかけもないような方々と出会い続けています（笑）
実になるかどうかまだわからない仕事ですが、人との交流が、というキーワードがまたぴったり合ってるので、がんばろう！って思えました。
いつもありがとうございます！！
by かよママ (2010-06-17 00:51)
☆リンスさま、コメントありがとうございます！
木星の年齢域、まだまだ若いですよー。
SG学習会などは土星の年齢域の方が多くて
まだまだひよっこだなあ・・・と感じました。
占星術は年をとればとるほど面白くなってくる
分野であると思います。
８０歳の先生、いいですね～
理想ですね☆
こちらこそ、これからもよろしくお願いします！
by リマーナすず (2010-06-17 14:57)
☆比翼 絲 さま、コメントありがとうございます！
そうなんですか、お仲間ですね☆
愛先生はホントに気さくで面白い方ですよね。
懐かしいです。ご縁があれば、もう一度くらいは
お会いしたい方です。
またブログの方にもお邪魔しますね。
by リマーナすず (2010-06-17 15:04)
☆かよママさん、コメントありがとうございます！
お久しぶりです！お元気ですか？
かよちゃんも元気ですか？
私もP満月期でたくさんのご縁をいただいています。
かよママさんもそうなのね。嬉しいです。
一緒にがんばっていきましょうね。
by リマーナすず (2010-06-17 15:23)
すずせんせいこんにちは。
はじめてコメントします。
2023年の5月にP月の新月を迎えるのですが、鈴先生のようにマドモアゼル愛先生とのご縁や、星を学ぶ仲間との関わりを読むと、楽しみになってきました。どんな出来事がおきるのだろう。五月を楽しみに待ってみます。
またおお講座やアーカイブ配信などでお世話になります。
by りっかるっか (2023-01-02 17:15)
☆りっかるっか先生、コメントありがとうございます！
りっかるっか先生の場合、2023年5月に起きるのは
ｎ太陽とp月の合で、p新月は2026年の9月ですね！
ｎ太陽とp月の合はｐ新月の前には必ず起きるのですが
原点回帰の星回りになります。いつの間にか本質からずれてしまっている場合は梯子の掛け違いを直す時期になります。動機の部分を再確認する感じでしょうか。私も2019年にｎ太陽とｐ月の合だったでのすが、原点を思い出すような再会がありました。来年の5月はりっかるっか先生のＡＳＣ－ＤＥＳに木星やノードが来ますから、人間関係など大きな流れがやってきそうですね。またお話できる日を楽しみにしています！
by リマーナすず (2023-01-03 21:59)