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ASCとトランジット冥王星の合について [トランジット]

今回の記事はゆうさんのために
書いています。
ゆうさんは関西在住の占い師です。
2012年頃からお付き合いがあり、
ご自身も占いを教えている方でした。

彼女は2014年の4月にガンが発覚し
余命宣告を受けました。
その頃、tドラゴンヘッドは
天秤座にイングレスしたばかりでした。
2023年7月、tドラゴンテイルが再び
天秤座にイングレスした頃、
ゆうさんは天国へ旅立たれました。
toya-1.jpg
ガンで余命宣告を受けた2014年は
n土星とt冥王星が180度でした。
https://hapihapiastrology2.blog.ss-blog.jp/2015-10-01

この数年は何度も
危篤になるような状況でしたが
そのたびに劇的に薬が効くなど
奇跡的なことが起こり、
不死鳥のごとく復活されていました。

今年の6月、腫瘍マーカーが
三桁になり、治療は終了、
余命が一週間以内というタイミングで
ゆうさんから私に
鑑定依頼の連絡がありました。

「余命一週間以内とは、どのような
状況なのだろう」と不安でした。
LINEには
「今の状況をジャッジせず、
 心静かに今生を終えたい」という
メッセージも。

しかし話してみると
彼女は明るく、声にも力があり
近所のスーパーに買い物も行っているし、
毎日ごはんも作っているとのことでした。
とても余命が一週間とは思えない、
私の方が元気をもらった時間でした。
「この人はまた奇跡を
 起こすんじゃないか、、、」
そう思わせてくれました。

最後のメッセージは、

「ネイタル土星に冥王星オポ、
 ASCに冥王星コンジャンクション、
 次に来るのは水瓶座2度の太陽に冥王星、、、
 私、まだ死なないと思いました。
 また必ずご連絡させていただきます、
 そのときは生きて復活報告にさせて
 ください」。

ゆうさんにとって冥王星は
復活の星になっていました。

ゆうさんはご主人の離婚された
奥様の持ち物にあふれた家に
長年住まわれていて、
霊的に敏感な体質でもあったので
居場所がない感じ、息が詰まる、
といつも訴えていました。
そう思いながらもずっと
引っ越しできずにいたのが、
ASCにトランジットの
冥王星がやってきて三回目の
コンジャンクションのあと、
家の売却が本格的に動き出し、
理想の新居に引っ越すことが
できました。
かれこれ10年以上、引っ越し
したいという願いが叶わなかったのに
動くときはあっという間で
不思議なご縁に導かれているようだったと。

ASCに冥王星で環境が変わる方は
多いですが、ゆうさんもそうでした。

ASCに冥王星がコンタクトするとき、
アイデンティティや環境に
深い変容と再生が起きます。

<ASC-冥王星によって起きること>

・直感や衝動に従う。

・恨み、怒り、トラウマと対峙する。

・ポジティブな変化とチャンス。

・自分自身を徹底的に理解すること。

・人間関係のリセット。

・強い影響を他者に与えること。

・身近な人の人生を作り直し、改革すること。

・人生を変えるような濃密な人間関係。

・見た目やイメージの変化。

・オカルトや運命学への興味。

・予知、ビジョンの力に目覚めること。

・自分の持っているもの、イメージ、
 価値観を全て手放すこと。

・野心と権力欲、征服欲が芽生える。

・抑圧されたセクシュアルなエネルギーが
 活性化する。

・強迫観念。

・影響力の強い人物との出会い。

・多くの制約からの脱却。
 
・成長と超越。

・瞑想と内なる力(pneuma)への集中。

病気や死のテーマについて
記事にすると、不安になられる
方がいらっしゃるので
躊躇するのですが、
今回はゆうさんの星回りと
復活する力について
書いておきたいと思いました。

ゆうさんがコメント欄に残してくれた
メッセージです。

<人は生きてると
 沢山の愛を受け取れるのに、
 受け取りベタなんだなというか…
 委ねる…ということを
 難しく捉えているのかも
 しれませんね。
 それがエゴだったり、、
 
 病気…はそんなつまらない
 エゴも一瞬にして、
 崩してしまいます。
 病気になり、初めて知った…
 いや見ようとしなかった
 自身の醜い姿を見ます。
 
 でも、それと向き合い、
 受け入れていく過程の中で、
 すべては感謝と赦し…なんだと。>

ゆうさん、ありがとう。
おつかれさまでした。

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