SSブログ

多重YODの星回りについて [トランジット]

先日のYOD講座に参加してくださった
楠さとるさんからご自身の
YODにまつわるエピソードを
シェアしていただきました。

楠さんのお父様は彼女が幼い頃、
飲酒運転の車にはねられ、
大怪我をされました。
事故時の星回りでは
数多くのYODができていました。

lmultiplex-yod-1.jpg

内円はネイタル、
2番目の円はセカンダリ-プログレス
3番目の円はソーラ―アーク、
外円は事故日時のトランジットです。

オーバーチャートになるので
重要な太陽、月、トライン
スクエア、オポジションを
チャートから省いたのですが
もし加えたら
t月がネイタルのYODの頂点となる
n月にコンジャンクション、
n太陽-t冥王星のスクエア
n火星-t土星のスクエア
n土星-t火星のスクエアなど
危険な配置になっています。

楠さんのお父様は奇跡的に
命を取りとめました。
九死に一生を得たといっても
良いかもしれません。
けれども重篤な後遺症が残って
しまいました。

起きてしまったことは
もう、どうしようもないのです。
まぎれもない現実で
取返しがつかないことです。
悲惨な事故のあとも
人生は続きます。
どのように受け入れ、
どのように乗り越えて
いけば良いのか。
途方もないことです。

家族の苦しみほど
つらいものはないですね。

楠さん父娘のシナストリです。
yod-s-1.jpg
お二人とも
ドラゴンヘッドが関与するYODを
お互いに重ね合っています。

私には父娘が宿命を共有
している図のように見えます。
父親が多くを請け負った分、
娘自身はそのような目に遭わずして
人生や死生観について
かつてないほどの
大いなる気づきや大観を
得られるのではないか。

危険な星回りでも
何事もなく過ぎることもあります。
むしろそういう場合が多い。
奇跡的な偶然が重なって
助かることや
間一髪で事なきを得ることも
あるでしょう。

自覚はないけれど
目に見えないところで
誰かが守ってくれたり、
肩代わりしてくれていた。
だから、免れた。
そう考えることもできるのではと
思いをめぐらせます。

けれども、
もしとてつもない苦難が
自分のところにやってきて
どうしようもなく
避けられなかったとしたら。

表面上は枯れ果てて
身動きがとれなくとも
内面に深く降りていき
大切な何かと繋がるのではないか。

病気や怪我、戦争など
大きな苦しみ、
困難にさらされながら、
がんばっている人が
世界中に大勢います。

だから、いま自分の目の前の
問題ぐらいは笑い飛ばそう、
そして当たり前の幸せを
噛みしめて生きなくてはと
思えました。

楠さとるさんのブログ<星あそび>
★ヨッド ~ヨッドの検証と父のこと
https://ameblo.jp/sasadanngotarojiro0607/entry-12826453484.html
渾身の内容で、胸を打たれます。
nice!(3)  コメント(6)