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死期の時期について [占星術講座]

死期の時期について

明日の<健康と病気の時期読み講座>では
前半、死期を取り上げます。

大切な方の死期のデータをお預かりしています。
心を込めて取り扱いさせて頂きます。

サンプルは締め切っています。

今回は死亡時期の予測の仕方といった
類ではなく、講座内の短い時間では
ありますが、
亡くなられた方それぞれの死
の意味についてホロスコープから
探っていきたいと考えています。

松村先生が著書「占星術研究会」で
死の時期についてエッセイを書かれて
います。

<死の兆候が見えないのは、死に関する
イメージの偏りが原因です。
多くの人は、人の死というものは、
暗く悲しいものだと考えているはず。
このイメージに囚われてしまうと、
暗く悲しい現象ばかりを追跡して
しまうために、死という兆候を
取り逃がしてしまう可能性が生じるのです。
死は、ある生存状態から、別の生存状態への
シフトに他ならない場合がありうるのではないか
と私は考えています。つまりなにかが
失われるのではなく、なにかが
移動していくだけかもしれない。
失われると考えてはいけない。
ときには「幸運な死」もありうるのです。
このことについて、私はあるイメージを
持っていました。
占星術研究家の鏡リュウジ氏が、
「ゴッホが死んだとき、それは彼にとって
生涯最高の幸運を示す星の配置をしていた
ときだった」と某雑誌に書いていたのを
覚えていたからです。
生にさまざまな理由があるように、
死にもそれぞれ個別の理由があって、
これらを共通した「死」という言葉で
くくることには、無理があるのでは
あるまいか・・・>

<まだ何点か見落としはありますが、
死の事情については、
これで十分ではないでしょうか。
もしこれとまったく似たような
配置を見せられて、
「この人は死ぬ?それともまだ
生き続ける?」と聞かれたら、
私は答えに窮します。
たぶんわからないでしょう。
この解読に、統計的妥当性が
あるかどうかわかりません。
いずれにせよ、初めに、
この死んだ女性の知り合いが
発した、「どうして、彼女、
死んじゃったの?」という質問に対して、
ある程度の手がかりを与えることが
できたのではないかと確信
するからです。
死の享受とは、ひとりひとりにとって
独特なものであり、
生まれるときの理由と同じくらい
固有の動機を持っています。
類型的に死をもたらす占星術的パターンを
探すことが、解読方法として
役立つことは事実としても、
この女性の死を解読することは、
それが目的ではないのですから。>

<亡くなった女性には、ご冥福をお祈りします、
という型どおりの言葉を言いたくありません。
むしろ、幸運を確信しています、
という言葉に代えたいと思います。>
———松村潔著 占星術研究会 終章 死期
より引用

死の瞬間の新しい期待感を読み取り、
相談者に「わかった。安心した」と
納得させた松村先生の感動的なリーディング。
機会があればぜひ読んでみてください。
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